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令和 2年 9月定例会(第3号 9月24日)

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  1. 境港市議会 2020-09-24
    令和 2年 9月定例会(第3号 9月24日)


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    令和 2年 9月定例会(第3号 9月24日) 9月定例会     令和2年9月 境港市議会(定例会)会議録(第3号)   令和2年9月24日(木曜日)午前10時開議 第1 会議録署名議員の指名 第2 一般質問  本日の会議に付した事件 日程と同じ  出席議員 (16名)     1番  森 岡 俊 夫 君      2番  景 山   憲 君     3番  米 村 一 三 君      5番  足 田 法 行 君     6番  田 口 俊 介 君      7番  柊   康 弘 君     8番  平 松 謙 治 君      9番  岡 空 研 二 君     10番  築 谷 敏 雄 君      11番  永 井   章 君     12番  荒 井 秀 行 君      13番  吉 井   巧 君     14番  安 田 共 子 君      15番  長 尾 達 也 君
        16番  加 藤 文 治 君      17番  松 本   熙 君  欠席議員     な し  説明のため出席した者の職氏名 市     長  伊 達 憲太郎 君     副  市  長  清 水 寿 夫 君 教  育  長  松 本 敏 浩 君     総 務 部 長  築 谷 俊 三 君 総務部防災監   藤 川 順 一 君     市民生活部長   中 村 直 満 君 福祉保健部長   阿 部 英 治 君     産 業 部 長  柏 木 頼 文 君 建 設 部 長  灘   英 樹 君     総務部次長    渡 辺   文 君 福祉保健部次長  永 井 卓 真 君     産業部次長    木 村 晋 一 君                        教育委員会事務局長 建設部次長    柏 木 雅 昭 君              松 原   隆 君 秘 書 課 長  浜 田   潤 君     財 政 課 長  黒 見 政 之 君 教育総務課長   亀 井   功 君     生涯学習課長   黒 崎   享 君  事務局出席職員職氏名                        局長補佐兼議事係長 局     長  浜 田   壮 君              手 島 由美子 君 調査庶務係長   山 本 泰 淳 君     議事係主任    盛 岡 智佳子 君 ◎開  議(10時00分) ○議長(森岡俊夫君) おはようございます。  これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付しているとおりであります。 ◎日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(森岡俊夫君) 日程第1、会議録署名議員を指名いたします。  署名議員に、岡空研二議員、永井章議員を指名いたします。 ◎日程第2 一般質問 ○議長(森岡俊夫君) 日程第2、一般質問に入ります。  なお、ソーシャルディスタンスが十分確保できていることから、質問席及び演壇での発言は、マスク等の着用は不要といたします。  まず初めに、昨日に引き続き、代表質問を行います。  自民クラブ代表荒井秀行議員。 ○12番(荒井秀行君) おはようございます。会派自民クラブの荒井秀行でございます。9月定例市議会に当たり代表質問をさせていただきます。執行部におかれましては、誠意ある御答弁をお願いいたします。  伊達新市長におかれましては、このたびの市長選挙において、めでたく御当選されましたこと、心からお喜び申し上げます。4期16年、中村前市長の築き上げてこられたまちづくりや財政的基盤を基に、これまでのよいものは継続・発展させ、変えるべきものはスピード感を持って大胆に変えていく姿勢で臨まれる、新市長の市政のかじ取り、市民とともに、大いに期待するところであります。  新市長が考えておられる都市像を、1つ、高齢者に寄り添い、子供を見守る。隣近所が支え合い笑顔あふれるまち。2つに、港湾、漁港、空港、水木しげるロードや浜辺のにぎわい、市民や本市を訪れる皆さんの笑顔あふれるまちとし、そのように日本一住みたい境港を目指して、それを実現するために、8つの項目に重点的に取り組むと表明されておられます。  そのための施策として、1つ、協働のまちづくり共生社会づくり、2、人口減少対策と子育て支援、3、支え愛による超高齢化社会対策、4、魚・鬼太郎・港を生かした産業振興、5、自然環境・生活環境対策、6、中海・宍道湖・大山圏域の高規格幹線道路などの早期実現、7、未来につけを回さない行財政運営、8、新型コロナウイルス感染症対策、以上、重点項目8項目であります。  最初に、このたび、新しく市長になられ、これから境港市の市政のかじを取られるのですが、その市政を運営される基本的な考え方をお伺いいたします。  最初に、市政運営をする上で、公正・利他の心が政治信条であると述べておられますが、そのことをもう少し詳しくお聞かせください。  2、前市長の下で進めてこられた政策で変えるべきもの、追加すべきものは何だと感じておられるかをお聞かせください。  次に、重点項目について質問いたします。  1、協働のまちづくり共生社会づくりについて質問いたします。  平成16年、中村前市長が市政運営の柱の一つとして協働のまちづくりを掲げる中、協働のまちづくり推進懇話会が2年かけて調査・研究してできた条例の素案を基に、平成19年7月に境港市みんなでまちづくり条例が出来上がり、施行されました。  条例の目的は、みんな(市民、市民団体、事業者、市)の力で暮らしやすいまちをつくろうとするものですが、その思いは市民それぞれに違いがあります。その違いを乗り越えて協働のまち境港を実現するために、この運動に参加するための基本的なルールや仕組みを示されたものであります。  この運動を助成、推進するため、市民活動推進助成金の制度ができ、現在では多くの団体やグループがおのおののボランティア活動のための資金に活用しています。その活動は今では、すっかり市民の中に定着しております。  ここで質問いたします。今度、加えて共生のまちづくりに取り組むと述べておられますが、もう少し詳しく、具体的な内容をお聞かせください。その仕組みや、推進していく組織や団体、条例の制定や先発団体で参考にしたい他の自治体などの事例。  2番目に質問いたします。人口減少と子育て支援について伺います。  人口減少問題は、日本国の世界での立ち位置、地方自治体の存亡にも関わる大きな問題であります。本市でも人口減少の対策として、子育て環境の改善策を講じながら取り組んでいます。社会減の対象として、ふるさと境港への愛着を育む教育や、移住定住しやすい環境づくりを進めておられることは、承知しております。移住定住する上で、一番のポイントは、境港に働く場があるかどうかということであります。  ここで質問いたします。企業誘致も含め働く場の確保について、市長はどのように考えておられるかをお聞きします。  3番目に、支え愛による超高齢化社会対策についてお伺いいたします。  本市は高齢化率が30%を超え、高齢者の5人に1人が要支援または要介護の認定を受けている状況であります。このような中で、高齢者の方々が元気で安心して、住み慣れた地域との関わりを持ちながら、生きがいを持って楽しく生きるための地域づくりが重要であると、市長は述べておられます。ここで2点質問いたします。  つながりを大切にした、顔の見える地域づくりを進めると述べておられますが、自治会と連携しての活動になろうかと思いますが、市長はどのような方策で進められるのかをお聞かせください。  次に、事例として挙げておられる自治会による買物支援や支え愛マップの作成など支え愛活動は、自治会での活動は、自治会ごとに行い、活動方法もいろいろあろうかと思います。本市としては事業を進めるための推進計画策定など必要と思いますが、市長の見解をお伺いいたします。  4、次に、魚・鬼太郎・港を生かした産業振興についてお伺いいたします。  本市は、日本海側の他の都市と比較して、インフラの整備が進んでいる地域です。これらの基盤を活用した、観光や産業振興が期待された矢先、令和2年コロナウイルス感染が世界中に拡散し、人の交流や経済活動が停止してしまいました。コロナウイルス感染がある程度落ち着かないと、本格的な人の交流は元のようにならないと思いますが、この時期にウィズコロナアフターコロナの対策を検討しておくことが重要だと考えます。本市の活性化は、3つの港、重要港湾・境港、特定第三種漁港・境漁港、国際空港・米子鬼太郎空港の利活用であり、中海圏域の都市と連携し取り組むことが地域全体の発展へつながります。  人の交流のないクルーズ船ターミナルや国際便の発着しない米子鬼太郎空港は静まり返っています。また、観光客が激減した水木しげるロードは、昨年のことを思い出せば、現在では、うそのような光景であります。「さかなと鬼太郎のまち境港」は、水産業と観光業がまちの重要な産業であることに、間違いないことだと思います。さきにも述べた、人口社会減はこのままでは止められません。  境漁港と重要港湾・境港についてお伺いいたします。  本市の基幹産業は水産業です。コロナ禍の今、この港を活用して水産業を今以上に伸ばしていく方策や、補強しなければならないものの検証と重要港湾の利活用についても検討が必要だと思います。このことについて市長のお考えをお伺いいたします。  次に、米子鬼太郎空港について伺います。  米子鬼太郎空港の国内便は東京便のみですが、米子空港と各地方の空港を結ぶ国内便が必要と思います。新たな国内線の開拓について市長の見解をお聞かせください。  次に、境港の産業を活性化するために企業誘致も必要であると思います。前回も質問していますが、新たな工業団地に向けて検討を進めたいと市長は表明されています。また、都市計画マスタープランの見直しについても前回も同じ質問をしておりますが、新市長に替わられたので、そのことについて、再度質問いたします。  令和1年、令和2年と本市では、都市計画マスタープランの見直し作業を行っています。土地の利用計画も検討されていると思いますが、今後のスケジュールと工業団地や農地の在り方、調整区域の見直しなどをお聞かせください。  次に、水木しげる記念館境港水産物直売センターの建て替えについて伺います。  水木しげる記念館境港水産物直売センターについては、山陰の重要な観光スポットである記念館と境港で捕れた新鮮な魚を販売する直売センターはともに、本市にとって重要な施設であります。この2つの施設が同じ時期に建て替えや改修計画が上がっており、その動向が気になります。  そこで質問いたします。水木しげる記念館境港水産物直売センターの改修計画について、その進捗状況についてお聞きします。  5番目に、自然環境・生活環境対策について伺います。  本市は、白砂青松の弓ケ浜、沿岸漁業やマリンスポーツの盛んな美保湾やラムサール条約に登録された中海など、豊かな自然環境に囲まれています。しかしながら、地球温暖化やそれに伴う異常気象、プラスチックごみによる海洋汚染で環境は危機に瀕しております。  地球温暖化を阻止するためには、再生エネルギーの推進が必要でありますが、当面代替エネルギーとして隠岐諸島周辺メタンハイドレート鉱床の開発が確認されていますので、自然産業保護エネルギー産業の誘致の観点から、本市でも鉱床に一番近い港として、研究すべき事業だと思います。それでは、メタンハイドレートについて質問いたします。  日本周辺のメタンハイドレートの資源調査は、2013年から2015年に広域的に資源調査が実施されており、世界で初めてこれまでにない高い集積度を示すメタンハイドレート鉱床が確認されました。  2013年から2019年の6年間で生産試験へ向けて回収技術が実施されました。国の施策としては、2023年から2027年の間に民間企業が主導する商業化に向けたプロジェクトが、開始されることを目指すこととなっています。  メタンハイドレートはメタンガスと水とが結びつき固形化したものですが、そのまま採掘して地上に上げますとメタンガスが噴出し大気の温室効果が加速される原因になります。二酸化炭素の20倍から25倍の温室効果があると言われています。  商業化に向けて新しい掘削方法を確立することが条件となりますが、近い将来確実に本格的な論議がされるときが来ると思います。平成30年には境港商工会議所において調査報告会が開催されていますし、鳥取県においては4回勉強会を開催しております。  メタンハイドレートには、太平洋側に砂層型と日本海側に多い表層型とがあり、隠岐諸島周辺、鳥取沖周辺は表層型メタンハイドレートであり、水深が浅く商業化しやすいと言われています。  政府は火力発電の9割を稼働停止する方針を打ち出しましたが、メタンハイドレートがエネルギーとして活用される場合、日本で消費されるエネルギーの100年分を賄えると言われています。また、二酸化炭素排出量も石炭火力に比べると少なく環境への影響が少なく抑えられることが知られています。  再生可能エネルギーのさらなる推進を図ることでしょうが、当面の代替エネルギーとして有望な資源に間違いありません。しかしながらメタンハイドレート鉱床にはベニズワイガニやホッコクアカエビの生息地の可能性があり、水産資源への影響も考えられます。  このことを踏まえ、市として開発の推進状況がどのような進捗であるか正しい情報を入手し、対応を検討しておく必要があると考えてます。  商業化が実施された場合、境港市は掘削された天然ガスをパイプラインで送られた先の有力な集積基地としての可能性があり、地域の活性化を考えると見逃すことのできない事案だと思います。県や関係省庁への働きかけも必要と思われます。  この事業について、当市として名のりを上げて、取り組まれることを提案いたします。市長の見解をお伺いします。  次に、空き家対策について伺います。  この夏の選挙戦で、市長は全市をくまなく回られ、多くの空き家を見てこられました。現在当市では、平成30年度末783戸程度空き家があり、そのうち危険空き家は、令和2年2月末現在で37戸あります。人口減少が進み、荒廃農地が増加し、空き家が増え、お墓じまいをした墓地も目立つようになってきました。人口減少対策を打っても、その流れを止めることはできません。危険な状況の空き家は、環境上、防犯上問題になってきます。究極は人口密度が減り、まち全体の効率的な維持管理ができなくなっていきます。どの段階で、どのようなまちづくりをするのかが問題になってきますが、まちに財政的に余裕があるうちに取り組まないと、最後は放置状態になります。  ここで質問いたします。どんどん進むまちの空洞化、空き家対策とまちの機能維持をどのように考えておられるか市長の見解をお伺いします。また、以前から市の大きな課題であった、荒廃農地について、今後の取り組む基本的な考えもお伺いします。  6番目に、中海・宍道湖・大山圏域の高規格幹線道路等の早期実現についてお伺いいたします。  米子-境港間の高規格道路は圏域にとって、地域の発展のためにはなくてはならない道路、実現に向けて最大限の取組をお願いいたします。そのことを強く要望しておきます。  7番目に、未来につけを回さない行財政運営について伺います。  財政運営については、引き続き規律ある財政運営に努めていただいていますが、コロナ禍により経済活動が停止し市税収入は減収が見込まれますので、稼げる事業を強化することが必要になってきます。  ここで質問いたします。本市として、稼げる事業、ふるさと納税であったり、水木しげる記念館などの強化推進についてどのように考えておられるか、市長の所見をお伺いいたします。  また、市長は市の業務の効率化や廃止、ICTなどの活用と組織の見直しや職員の効率的・重点的な配置を進めると述べておられますが、具体的にどのようなことをお考えでしょうか市長の所見をお伺いいたします。  8番目に、新型コロナウイルス感染症対策について伺います。  新型コロナウイルスは、2019年12月中国の武漢市で発生し世界中に広がり、2020年9月14日現在で、感染者数が世界では2,800万人強、日本では7.5万人超とあっという間に広がりました。鳥取県においても12日にクラスターが発生し、感染者数は34件になりました。この感染症、コロナワクチンの完成をもって終了という代物ではないでしょう。感染症予防に努めることが大事であり、鳥取型新しい生活様式を実践し感染拡大を最小限に食い止めながら、片方では経済活動を活性化していく必要もあります。  本市は産業の大きな柱に水産業と観光業が上げられます。  ここで質問いたします。新型コロナ禍において、市民の安全・安心を確保しながら、観光客を誘致し、観光振興を図っていく必要があります。市長はどのような基準でそのことを判断し、準備に入るのかをお聞かせください。  この項目については、コロナ禍における個人の健康管理について築谷議員のほうから関連質問をいたします。  次に、公共マネジメントシステムについて質問します。
     今後の人口減少・少子高齢化が進む社会情勢を見据え、公共施設の維持管理・更新費用が将来の世代に大きな負担を残さないために、本市の公共施設の適正配置の考え方を整理した上で、施設の面積総量の適正化に向け、複合化・集約化、廃止等により施設総量は縮減しつつ、市民生活に必要な機能・サービスは維持していく縮充の考えの下、施設を適正に配置することで、地域コミュニティーの維持・活性化など、市民サービスの向上を図ることと持続可能な市民サービスを提供するために、公共施設の延べ床面積を削減することの両立を目指し、公共施設の適正配置に取り組まなければならないと考えます。  ここで質問いたします。本市の公共施設マネジメントについての取組状況についてお伺いいたします。  また、来年度の公共工事の見通しについてもお伺いいたします。  この項目については、将来の本市市庁舎の建て替え、誠道小学校跡地利用について築谷議員のほうから関連質問をいたします。  3番目に、境港市民交流センターについてお伺いいたします。  (仮称)境港市民交流センターは9月に入って、建設工事の基礎工事が始まり、大きなクレーンが配置され着々と工事が進んでいくのが感じ取れます。令和4年2月完成予定で、令和4年に開館予定となっています。この工事と並行して、管理運営計画の基本計画は平成31年3月完成し、現在は管理運営計画に基づき細部にわたる管理運営計画を取りまとめの作業を行っていると、伺っています。一般的な進め方としては、運営計画がある程度でき、その内容を建築の施工図で点検・確認をして工事を進めるものが多いと思いますが、この物件については、同時進行で建設する側も管理する側も大変だと思います。ここで2点質問いたします。  工事現場や管理側でコロナウイルスの感染者が発生した場合、建築工期にどのような影響が出るのかをお聞きします。  続けて、管理運営計画はどの段階で固まるのかお聞きします。またその計画が進行中の建設工事へどのように反映されるのかをお聞きします。  この項目については、市民交流センター管理運営計画(案)について吉井議員のほうから関連質問をいたします。  4番目に、公園・校庭の芝生について質問いたします。  境港市には公園が31か所あります。市民向けにどんなまちだったらいいなのアンケートを取りますと、子供と遊べる公園が欲しいという回答は、いつも上位にあります。公園であったり、広場であったり、住宅の近くには、人が集う広場が必要です。本市では、小学校と保育所では、校庭が芝生化されています。  また、公園では遊具が設置してあり、遊具の安全性と使用する側の要望との間には、若干開きがあります。大きな広場である校庭は、ある程度の広さになりますから、維持管理が大変大きな問題になります。  ここで質問をいたします。本市の公園の遊具の設置基準と管理規約はどのように運用されているのかお聞きします。  次に、学校・保育所の芝生の管理運営体制は、どのような現状かをお伺いします。  この項目については、公園の管理運営についてと学校・保育施設芝生化の現状について吉井議員のほうから関連質問いたします。  以上、壇上からの質問は終わります。 ○議長(森岡俊夫君) 市長の答弁を求めます。  伊達市長。 ○市長(伊達憲太郎君) 荒井議員の自民クラブ代表質問にお答えをいたします。  まず最初に、市政を運営する上で、公正・利他の心が政治信条であると述べているが、もう少し詳しく聞かせてもらいたいとのことであります。  公正・利他の心は、今後の市政運営において、その根本に据える大切な言葉、そして思いであります。  公正とは、物事を偏ることなく公平に正しく判断することであります。市長には本当に大きな権限、権力というものがあると4期16年にわたり市政を運営された中村前市長はおっしゃっておられました。私も同じ立場に立ち、このことを実感しているところであり、その大きな権限を市民の皆様のために公正に行使し、市政を運営していくことがまずもって求められると考えております。  また、利他の心とは、自分を犠牲にしても他の人を助けようとする心であります。この心を常に胸に刻み、他の人、つまり市民の皆さんのことを第一に考え、市長として求められる判断をしていきたいと考えております。  続いて、前市長の下で進められていた施策で変えるべきもの、追加すべきものは何だと感じているかとのお尋ねであります。  私は、今回の選挙戦において中村市政のよいものは継続発展させ、変えるべきものはスピード感を持って大胆に変えていくことを訴え、今議会の所信表明においても改めて申し上げたところであります。  変えるべきもの、そして議員のおっしゃられる追加すべきものについては、中村市政においてあまり進まなかった部分、あるいはなかなか予算をつけることができなかった部分であると考えており、私で最初に取り組みたいと申し上げている空き家対策なども上げられると感じております。そうした部分をしっかりと見直してまいりたいと考えております。  続いて、今後の共生のまちづくりに取り組むとあるが、具体的な内容をとのお尋ねであります。  本市では、子供から高齢者までのあらゆる世代、また障がいのある方や外国人など全ての人々がお互いを尊重し合い、支え合う共生社会の実現のためにこれまでも福祉部門の各課や水産商工課あるいは地域振興課などそれぞれの部署で全ての人々が心豊かに暮らしていけるよう諸課題に対応してまいりました。  この共生社会の実現に向けては、一人一人の人権が尊重され、全ての人が住みよいまちづくりを目指し、偏見や差別などの心の障壁、建築物や道路などの物理的障壁など、あらゆる障壁がないまちづくりを進める必要があると考えております。これからもこのことを念頭に置き、各課で策定する各種の計画や諸施策に反映させてまいります。  また、中海・宍道湖・大山圏域には豊かな自然、歴史、文化、観光資源、特色ある産業、充実した都市機能を併せ持っていることから、少子高齢化が進行する中にあってもその優位性を生かし、日本海側の拠点としてともに栄えるよう連携を強固なものにしてまいります。  さらには、三方海に開き、自然とともに生き、海と港とともに発展してきた境港市だからこそ、その豊かな海の恵みを次世代に引き継いでいけるよう地球温暖化や海洋汚染といった課題にも取り組んでまいります。  続いて、移住定住する上で一番のポイントは、境港に働く場があるのかどうかであり、企業誘致も含め働く場の確保についてどのように考えているのかというお尋ねであります。  本市では、これまで港湾、漁港、空港の3つの港を有するポテンシャルを生かした誘致活動を行ってまいりましたが、近年は南海トラフ地震によるリスク分散やコロナ禍におけるテレワークやワーケーションなど働き方の多様化により企業も地方へ目を向けております。このような状況を踏まえた上で、引き続き企業誘致活動を行ってまいります。  働く場の確保につきましては、企業誘致はじめ創業支援、地域産業の活性化により雇用創出を図り、就職の受皿をつくることが必要だと考えております。従来の枠組みにとらわれることなく、中海・宍道湖・大山圏域で働く場を確保することができれば本市への移住定住にもつながるものと考えております。  続いて、つながりを大切にした顔の見える地域づくりについてどのような方策で進めるのかというお尋ねであります。  地域の各種組織や団体が一体となり支え愛マップづくりや安心カプセル事業をはじめ防災や高齢者福祉など幅広く活動されている竹内町やはまるーぷバスを活用した買物支援等に取り組まれている小篠津町など、市内では地域独自の支え合い活動が徐々に広がりつつあります。  現在、住民同士顔の見える地域づくりを進めるため社会福祉協議会に配置した生活支援コーディネーターが各地区に出かけ、見守り体制構築の重要性の啓発や住民主体の体制づくりを支援しているほか、円滑に活動に取り組んでいただけるように補助金を御利用いただいております。顔の見える地域づくりには自治会などによる住民の主体的な取組が不可欠であると考えており、これまでの支援に加え竹内町などの身近な好事例の紹介等により地域づくりの機運を高めてまいりたいと考えてます。  また、事業を進めるための推進計画策定等が必要ではないかとのお尋ねであります。  自治会や地区社会福祉協議会、高齢者クラブなど高齢者に関わる団体が連携し、高齢者を見守る体制づくりの推進を図るために、第7期高齢者福祉計画・介護保険事業計画において高齢者見守りネットワークの構築支援目標や生活支援体制の整備推進を盛り込んでおります。現在来年4月からの第8期計画策定に取り組んでいる最中であり、第7期計画の達成状況等を評価・検証し、次期計画におきましても見守り体制はもとより高齢者が必要な支援やサービスを受けられるような地域包括ケア体制の充実を図る内容を引き続き盛り込みたいと考えております。  続きまして、コロナ禍の今、港を活用して水産業を今以上に伸ばしていく方策や補強しなければならないものの検証と重要港湾の利活用について検討が必要ではとのお尋ねであります。  コロナ禍の中、境漁港の本年8月末までの水揚げ実績は、水揚げ量が7万4,900トン余で、対前年比15%の増加となっておりますが、一方、水揚げ金額は118億6,500万円余で、対前年比17%の減少となっております。  漁獲金額の面では、本年4月から5月に魚価安による落ち込みが出ているものの、徐々に回復している傾向にあります。家庭での消費が多い鮮魚や加工食品などは影響が少ないと伺っており、引き続きスーパーや量販店などへは流通していくものと考えておりますが、今後、飲食店や宿泊施設などでの消費回復を期待するところであります。  本市といたしましては、鳥取県や関係者の皆様とともに引き続き高度衛生管理型市場による安心・安全や産地境港をPRし、消費者に境港の魚を選んでもらえるように取り組んでまいります。  また、境港の本年7月末までの取扱貨物量は、全体取扱貨物量が162万5,000トン余で、対前年比21%の減少、コンテナ貨物量が20フィートコンテナ換算で1万2,300本余、前年比22%の減少となっています。  境港の利用促進につきましては、以前から鳥取県をはじめ境港管理組合や境港貿易振興会などと連携して取り組んでいるところでありますが、コロナ禍により企業訪問が困難になったほか、都市部での境港利用促進懇話会の開催ができなくなるなど利用促進の取組にも少なからず影響がありました。今後、このような状況でも常時境港をPRできるよう境港貿易振興会では境港を紹介する動画を作成するほか、本年度出雲で開催する境港利用促進懇談会を現地とオンラインのどちらでも参加可能な形で実施するなど取組を進めているところであります。  また、境港管理組合では、コンテナ船の大型化に対応するため大型のガントリークレーンを増設されるほか、バイオマス燃料をはじめとする貨物の増加を見込み、昭和南岸壁の拡張を検討しておられます。今後も関係機関と協力しながら、さらなる利用促進に取り組んでいきたいと考えております。  続いて、米子鬼太郎空港には新たな国内線の開拓が必要では、その考えとのお尋ねであります。  新たな国内線の開拓につきましては、本市のみならず圏域住民の利便性向上や地域経済活性化等の観点から非常に重要と考えており、これまで行ってまいりました要望活動なども引き続き行っていく必要があると考えております。  しかしながら、現在新型コロナウイルス感染症の影響による航空需要の減少が顕著であることから当面は羽田便の運航維持、減便解消に向けた取組が第一であると考えております。  国内路線の新規開拓につきましては、航空会社の動向について情報収集を図るとともに、新型コロナウイルス感染症の終息状況を注視しながら鳥取県や米子空港利用促進懇話会などの関係機関と連携して粘り強く取り組んでまいりたいと考えております。  続いて、都市計画マスタープランの見直し作業の今後のスケジュールと工業団地や農地の在り方、調整区域の見直し等についてのお尋ねであります。  今回の都市計画マスタープラン策定につきましては、3つの港に代表される都市基盤を核として人口減少や少子高齢化に対応していく持続可能なまちづくりが大きなテーマと考えており、それに基づき現状の分析と課題の抽出、整備、関連計画との整合作業を進めているところであります。  10月には学識経験者、経済界、市民団体などで構成する境港市まちづくり懇談会を開催し、こうしたテーマについて様々な知見から御意見を伺う予定としております。今後は住民アンケートや各地区ごとのワークショップで幅広く御意見を伺い、パブリックコメントを経て今年度中に取りまとめる予定としております。  工業団地や農地の在り方につきましては、今後の経済や企業の動向を注視しつつ、荒廃農地対策と併せて新たな工業用地の造成について引き続き検討を進めてまいります。  また、今後の市街化調整区域の見直し等につきましては、都市計画区域の社会経済に及ぼす影響が大きく、慎重に議論、検討を行っていく必要があると考えております。  続いて、水木しげる記念館境港水産物直売センターの改修計画について進捗状況をとのお尋ねであります。  水木しげる記念館につきましては、きょうどう代表質問でお答えしたとおり、現在水木しげるロード水木しげる記念館周辺におきまして建て替え候補地の調査を行っております。調査結果を基に昨年度設置いたしました水木しげる記念館あり方検討委員会での意見聴取や水木プロダクションの意向も確認した上で候補地、整備方法等の検討を進めてまいります。  また、境港水産物直売センターにつきましては、本年7月に事業主体である山陰旋網漁業協同組合が一般社団法人農林水産業みらい基金の助成金を活用して建て替えする計画で、現在助成金の申請中であると伺っております。この計画では、これまでの魚介類の販売に加え、来場者が購入した魚介類をその場で調理し、食べていただける飲食スペースや多目的トイレの設置など人が集まり食べるだけではなく、楽しめる仕組みを計画されているところです。助成金が採択された場合、令和4年7月に完成予定と伺っております。  続いて、メタンハイドレートの開発について当市として名のりを上げ、取り組んではどうかとのお尋ねであります。  荒井議員のおっしゃるとおり、メタンハイドレートは化石燃料に代わる有望なエネルギーとして現在国による調査研究が進められているものと承知しております。  鳥取県におきましても、国への資源開発促進等の働きかけや鳥取大学との連携など将来の商業化を見据えた施策に早くから取り組んでおられるところであります。  本市といたしましても今後の動向に大いに注目しているところであり、引き続き情報収集に努めながら将来本市の持つ港湾などのポテンシャルを最大限に生かしていけるような方策を探ってまいりたいと考えております。  続いて、どんどん進むまちの空洞化、空き家対策とまちの機能維持をどのように考えているのかというお尋ねであります。  少子高齢化、核家族が進展していく現状におきましては、空き家はさらに増加し、コミュニティーの衰退や治安の悪化などまちとしての機能は低下していくことが考えられます。このような状況の中で、まちの機能を維持していくために空き家対策は喫緊の課題であります。利活用に適さない空き家につきましては、さらに除却を推進し、跡地の利活用を図るとともに、使用可能な空き家につきましては利活用に資する費用の一部を助成するなど流通を促進することが重要と考えております。  続いて、以前から大きな課題であった荒廃農地対策について今後取り組む基本的な考えはとのお尋ねであります。  荒廃農地対策の基本的な考えといたしましては、農用地区域内のうち近隣で経営規模拡大を目指されている認定農業者や認定新規就農者等の担い手農家が営農されており、荒廃農地の再生後に担い手農家への農地集積、集約化が見込まれる農地を選定し、国の補助事業を活用しながら整備してまいりたいと考えております。  なお、今後、新たに荒廃農地の再生に取り組む際は、担い手農家から改めて農地需要や後継者の有無、農業従事者の確保等の状況を伺い、現在の休耕地の状況等を勘案した上で検討してまいりたいと考えております。  続いて、稼げる事業(ふるさと納税水木しげる記念館等)の強化推進についてどのように考えているのかというお尋ねであります。  本市には重要なインフラである重要港湾・境港、特定第三種漁港・境漁港、国際空港・米子空港という3つの港に加え、全国有数の水揚げを誇る水産資源に水木しげるロードをはじめとする観光資源を有しております。現在コロナ禍の中でその社会基盤や資源の能力を十分に活用できていない状況となっておりますが、本市の発展にはこれらの社会基盤の有効活用と水産と観光の振興が欠かせないと考えております。これらの財産を有効活用し、これまでのようなにぎわいを取り戻さなければならないと感じております。市内の観光、水産施設では徹底した感染防止対策を講じられており、そのことを積極的に情報発信するなどして人や物、情報などの行き交いを取り戻し、地域経済を活性化させるとともに、夕日ヶ丘団地の販売促進を強化して移住促進に積極的に取り組むことにより市税等の自主財源の確保につなげたいと考えております。  また、ふるさと納税につきましても本市の貴重な自主財源であると同時に、本市が全国に誇る特産品のPRの場となっており、地域経済の発展にも寄与していることから情報発信等の取組を強化するなど積極的に、そして有効に活用してまいりたいと思います。  続きまして、市の業務の効率化やICTなどの活用と組織の見直し、職員の効率的・重点的な配置を進めると述べているが、具体的にはどのように考えているのかとのお尋ねであります。  市職員の業務は多岐にわたり、難しい仕事もあります。ICT、情報通信やAI、人工知能、RPA、業務自動化システムを積極的に活用することで業務の効率化を図り、なるべく職員の負担を軽くして市民と向き合う時間を増やしたいと考えております。そのために現在、鳥取県自治体ICT共同化推進協議会でAI等の導入を検討しているところであり、検証結果を見ながら市民のための組織の見直しと職員の効率的・重点的な配置を行いたいと考えております。  続きまして、市民の安全・安心を確保しながら観光客を誘致し、観光振興を図る必要がある。どのような基準で判断し、準備に入るのかというお尋ねであります。  本市の観光誘客につきましては、鳥取県版新型コロナウイルス感染拡大予防対策例、業種別ガイドラインを基にして、市内の飲食店や宿泊施設などが感染リスクへの対応を徹底することにより、本市に来訪される観光客の皆さんに安全・安心に観光を楽しんでいただけるよう努めているところであります。  また、本市を訪れる観光客に対しましても、交通機関や宿泊・観光施設等の業界団体で構成する旅行連絡会が作成した新しい旅のエチケットに掲げる感染症予防対策を一人一人が認識し、徹底していただくよう観光案内所や水木しげる記念館、市ホームページ等で呼びかけているところであります。  続いて、公共施設マネジメントについて、本市の公共施設マネジメントについての取組状況はとのお尋ねであります。  平成の大合併の中、単独存続した本市は、合併した市町村とは異なり、もともと必要な公共施設の地域のコミュニティーなどを考慮しながら整備してきており、類似施設が重複している例もほとんどありません。各施設は、利用者である市民や民間事業者等と連携することにより利便性の向上やコストの削減が図られ、有効に利活用されているものと認識しております。  また、本市の公共施設につきましては、境港市公共施設等総合管理計画の策定以前から行財政改革で生み出した基金や国費などの有利な財源を活用し、義務教育施設などの耐震改修に併せて順次長寿命化を進めているところであります。基本的には地域コミュニティーや利用者の利便性を維持していく上では既存施設を末永く有効に活用していくことが重要となりますので、建築営繕課と施設を所管する担当課が連携し、修繕箇所の早期発見に努め、対症療法的な修繕から損傷が軽微な段階で行う予防的な修繕に転換することによって、施設のさらなる長寿命化を図りながら修繕費等の平準化を進めており、今後につきましてもこれまでと同様に取り組んでいく考えであります。  なお、今後、老朽化等により施設の建て替え等が必要になる場合には、情報提供を行いながら広く市民や関係団体などの意見を伺い、時代に即した施設の役割や住民ニーズの把握に努め、慎重に検討を重ねて施設の集約化、複合化、多機能化を図ってまいりたいと思います。  続いて、来年度の公共工事の見通しのお尋ねであります。  令和3年度の公共工事を含めた投資事業につきましては、(仮称)境港市民交流センターの建設工事や継続費による3か年事業の最終年度となることに加え、市民交流センターで使用する備品整備などの関連事業により事業費全体が大きくなるものと見込んでおります。  また、このほかにも市営住宅のエコ改修事業、中浜地区集会所の改修事業、安全・安心な道づくり事業や生活関連道路整備事業、下水道管渠事業などの実施を予定しており、おおむね例年どおりの事業費を見込んでいるところであります。  市民交流センターについて工事現場や管理側でコロナウイルスの感染症が発生した場合、建築工期にどのような影響が出るのかというお尋ねであります。  建設業者にお配りした新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止に係る特記仕様書では、工事の受注者側がPCR検査を受けた場合、検査結果が判明するまでの間、必要な安全対策を実施した上で即座に現場作業を停止させるとともに、全ての作業員を自宅待機とするよう受注者に要請します。その後、PCR検査で陽性と確認された場合、工事を一部中止とします。  また、工事の発注者側がPCR検査を受けた場合、検査結果が判明するまでの間、該当者との受注者側の濃厚接触者について自宅待機とするよう要請します。その後、PCR検査で陽性と確認された場合、必要に応じて工事を一時中止します。  なお、中止期間は、受注者と発注者で協議の上決定します。  現場においては感染拡大防止対策を徹底しておりますが、コロナウイルスの感染者が発生した場合には工事工程に一定の影響が出ることも考えられます。  続いて、本市の公園や校庭について、本市の公園の遊具の設置基準と管理規約はどのように運用されているのかというお尋ねであります。  本市が管理しております公園の遊具につきましては、多くの方々に利用される比較的規模の大きな公園に集約して設置することを基本とし、街区公園などの規模の小さな公園につきましては安全面なども考慮して子供たちが伸び伸びと走り回ることができる広場として利用していただきたいと考えております。  また、遊具の管理につきましては、年に1回専門の業者による安全点検を実施しているほか、シルバー人材センターによる月2回の巡回による目視点検を実施しており、不具合等が発見された場合には速やかに修繕などの対応を行うこととしております。  続いて、学校・保育園の芝生の管理体制はどのような現状かとのお尋ねであります。  学校におきましては、夏休み期間中を除く5月から9月までの芝刈り、施肥等の維持管理は、平成30年度からシルバー人材センターに委託して実施しております。また、夏休み期間中や雨天等で作業が実施できなかった際は、教職員やPTAの方が行っております。  公立保育園におきましては、基本的には各園の保育士が管理を行いますが、保育士の負担を軽減するため、芝生や施設の維持管理全般を補助する職員として保育所用務員1名を配置しております。  私からは以上であります。 ○議長(森岡俊夫君) 教育長の答弁を求めます。  松本教育長。 ○教育長(松本敏浩君) 荒井議員によります自民クラブ代表質問にお答えをいたします。  境港市民交流センターについて管理運営計画はどの段階で固まるのか、またその計画が進行中の建設工事へどのように反映されるかとのお尋ねでございます。  市民交流センター(仮称)の管理運営につきましては、平成31年3月に策定いたしました境港市民交流センター(仮称)管理運営計画に基づき、指定管理者、施設維持管理、利用料金、自主事業、プレイベント、図書交流広場、カフェ等の事項について管理運営計画を具体化するための検討を進めており、市民交流センター(仮称)の管理運営を行う指定管理者と協定を締結する予定である令和3年7月を目途に管理運営の詳細を決定したいと考えております。  また、管理運営の検討により設計変更が必要となった場合、中国四国防衛局と協議の上、担当課、設計事務所及び建設事業者が出席して行われる総合定例会議において適宜建設工事へ反映させることとしております。以上でございます。
    ◎休  憩 ○議長(森岡俊夫君) 荒井議員の質問の途中ですが、ここで休憩いたします。再開は午前11時20分といたします。        (11時05分) ◎再  開(11時20分) ○議長(森岡俊夫君) 再開いたします。  荒井議員の質問を続けます。  追及質問がございましたらどうぞ。  荒井議員。 ○12番(荒井秀行君) それでは、追及質問させていただきます。先ほどは丁寧に御答弁いただきまして、重ねてしたいところもありますんで少し質問をいたします。  最初に、市長さんが述べておられた公正であるとか、利他の心であるとか、非常に重要なことで、ぜひそういう精神でやっていただければと思っております。  それで私がちょっと感じてることなんですけども、変えるべきこと、変えるという、悪いから変えるんじゃなしに、私も長い間議員をしておりまして、18年、19年ですか、議員をやっておりますが、ずっと感じてたことなんですけど、市民との合意形成をする過程でどういう形のものがいいのかなと、納得して、同じことをやっても市民が納得するということは、そこに市民さんの意見が反映されとって、そこでキャッチボールがされて、それから練り直していって、またもう一回返すという形が非常に重要じゃないかな。それが私が、私自身努力もないんですけど、感じておる中では、そこの部分が一番境港市、特に議会のほうでは、議会と言ったら皆さん含めてしまうんで、私にとっては欠けてることかなという具合に感じております。  それでよく議会選挙に出るときにいつも申し上げとるんですけど、市民の声を市政に届けますと、これキャッチフレーズみたいに連日のように言っとるわけじゃないんですけど、そういう気持ちでやってるんですけど、このことがいつもできてない、私自身がというか。どういうふうにすればいいのかな。例えばいろんな計画はあると思うんですけども、計画の中に市民の意見を反映させるという場面をつくる必要があって、議員は議員個人でそういう場面というのつくれるんですけど、市全体の中で一つの条例であるとか、一つの物事をつくり上げていくときにその計画の段階でどういう具合に意見を吸い上げてきて、それを反映させていって、それをまとまったものにして、返ったときには市民が納得して物事が決まってくるという過程で、政策過程で意見集約と丁寧な説明という言葉はあるんですけども、それをどういう形でやるかということが一番私は私自身が反省しておりますし、これから市長さんがいろいろ政策打ち出される中でそういうことを感じておりますもんで、市長さんはその辺について、これからされるんですけど、そのことについてどのように感じておられるでしょうか、御意見を伺いたいなと思います。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  伊達市長。 ○市長(伊達憲太郎君) 荒井議員がおっしゃる市民と合意形成に向けてということでありますけれど、僕は選挙戦でもちょっと言ってたんですけれど、38年間行政マンしとったときに一番印象に残っていることは何だと、取り組んだ事業は何だというふうに記者の方に聞かれたときに、これはイの一番には外江町の白尾の森整備事業がありまして、これは子供から高齢者の方まで外江町の人たちで白尾の森を整備しようという、そういう思いが強くて、望まれている事業でありました。それで計画段階から市のほうは一緒になって、もう地区にずっと何回も出かけていって、町民の皆さんと議論を重ねて計画を練り上げていきました。子供たちも自分たちがこういう白尾の森にしたらいいなというような絵も描いたり、非常にコミュニケーションを密に取りながら計画づくりをしてまいりました。そのとき設計段階でもきちんと町民の皆さんと話をしながら工事に着手していったという経過があります。工事の際は、例えば花壇の花を植えずに花壇だけつくって、工事が終わったときに町民の方が花を植えると。その後は維持管理、草刈りとか、そういうことを町民の方がされる。白尾の森のステージは未活用だ、自分たちで計画されるというような事業でありました。本当に町民の方が望まれて、できたら喜ばれて、そこが愛されるという事業であります。そういうことが本当に今、荒井議員がおっしゃられるように計画段階から一緒になって物を考えて、共感を得て事業をしていくということが一番大事じゃないかなと強く感じています。ともに荒井議員おっしゃられたような方法でまちづくりを進めていきたいというふうに思います。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたらどうぞ。  荒井議員。 ○12番(荒井秀行君) ありがとうございます。ぜひというか、そういう非常に時間がかかってやったこの白尾の森の事業そのものが外江地区だけではなく、もう少し大きい全てのものとなったらかなり時間かかると思うんですが、そのことをやらない限り、やっぱり先ほど市長の言葉でいえば市民の共感が得れないという、そういうことぜひ一つ一つ積み上げて事業を丁寧にやっていただきたいなと思いますんで、ぜひ期待しとりますんで、お願いしたいと思います。  この項については終わりまして、ちょっと共生のまちづくりというの少し先ほど上げとりましたんで、これのもう少し話をさせてほしいなというふうに思います。  特に市民との関係の中では、よく使われる市民参加という言葉であったり、それこそ20年前、市長さんが中村市長さんが出てこられた頃は協働のまちづくりで、大変失礼ですけど、ブームと言ったらなんですけど、もうほとんどの地域が協働のまちづくりやっておりました。先ほど、これもブームと言ったら大変失礼ですけども、共生の社会とか、もっと進めてみると地域包括ケアシステムなんか出てくるわけですけども、ですから共生のまちづくりの後にこういう形も並行して、標語としてだなしに、心としてそういう取組が今全般にあるということ、そういうこと非常に要求されてることじゃないかなという具合に思っております。  特に近くでさっきの地域包括ケアシステム構築ということでいえば鳥取県南部町なんかがかなり前からいろいろと取り組みされておられて、今だったら共同住宅を低所得者の住まいに確保して地域コミュニティーホームみたいな、そういうものも形成されておられて、結局独居老人が増えていって、年金がそれ相当にない場合は非常に老後の生活で苦しいような状態で、地域で支えるといってもなかなかそういう習慣というか、そういう慣習はだんだん少なくなって地域が薄れてきて、今の総理大臣が言っておられるような自助、共助、公助、助け合いの社会なんて、これ本当理想のことなんですけど、それと真反対のことが今起きとりまして、そうするとそういうものをきちっとケアしていく、フォローしていくシステムという、仕組みというものが必要になってくるんじゃないかなという具合に思っております。そういう概念とかじゃなしに、具体的にそういう状態のものどうしていくのかというようなことについてどのような考えでおられるか、市長さんの考え方というか、方向を、あれば教えてほしいなと思います。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  伊達市長。 ○市長(伊達憲太郎君) 荒井議員の地域共生社会づくり、いろいろ共に生きていく社会づくり、これをどこの地区でも今進めておられます。選挙戦でずっと全戸歩いたときに、本当に地域で支え合ってる姿も多々見かけました。例えば家庭の草取りを近所の方たちが二、三人で集まって一緒にやっとられる、そういう姿も多く見受けられましたし、当然玄関先に、コミュニティーが残っていますので、境港は野菜がぽんと置いてあったりとか、そういう本当にふだんの小さなことではありますけれども、そういう助け合い、支え合いがまだまだ境港は残っているというように僕は強く感じてきました。  ですから当然竹内町でやってる支え愛マップづくりなんかは、具体的に助けが必要な人、支える人、そういうふうに具体的に人もきちんと決めて支え合っていくという取組が進んでいます。ということが地域でどんどんどんどんできていくと障がい者の理解も深まるでしょうし、認知症への理解も深まるでしょうし、そういうことをしていってお互いが支え合っていくということが一番大事だというふうに思っております。自然との共生もありますし、中海・宍道湖・大山圏域との共生もありますけれど、ここで生活している市民の方に一番身近な地域での支え合い、隣近所の支えということは取り組んでいくことが一番大事だなというふうに思ってますし、取り組みたい。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたら。  荒井議員。 ○12番(荒井秀行君) 竹内町の話を先ほど聞かせていただきましたが、でもそういうできている状態というか、できない場面のほうが多いんじゃないかなと思うんです。何か地域で協力してやるということ自体が難しいことであって、そういう状態に広げていくことをされようという、市長は言っておられるんですけど、具体的にそれをどこの土地でどのような格好でもう1回進めるけんということだと思うんですけど、どんなような方向で広げてるじゃないかという部分、もう少し具体的なところで、気持ちはよく分かりますんで、方策として何かありましたらお示しください。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  伊達市長。 ○市長(伊達憲太郎君) 例えば社会福祉協議会に配置している生活支援コーディネーター、きちんと支え愛マップづくりを地区で実際に行って、竹内町なんかはきちんとつくってきておられます。ですから小篠津町でもそうですし、そういう地区の住民の方が本気でよっしゃ、やらいというようなことで取り組めばできないことはないんじゃないかというふうに、できない、できないと言っていたらもう何もできないわけですから、やる気を持ってみんなでやっていかないといけないというふうに思います。  それと32%、高齢化率がなっている境港市ですけれど、まだまだ本当に元気な高齢者の方々たくさんおられます。生きがいを持ってそういう地域活動に取り組んでいってもらうということも非常に大切なことだというふうに、それが社会参加をして健康寿命の延伸にもつながっていくと思いますので、諦めずにみんなでやっていきたいというふうに思います。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたら。  荒井議員。 ○12番(荒井秀行君) 市長に励まされたりなんかしておりますけど、もう少し頑張ってみましょうかね。ぜひそういう活動を、私、地域ではやりますけども、市のほうも指導していただきたいなという具合に思っております。日本一住みよいまちですから目標は大きいわけですので、竹内町が、小篠津町がという話ではなしに、境港市全体がそういうまちを目指していこうということですので、まあ重々、部長さん方、課長さん方もおられますんで、心して取り組んでいただきたいなという具合に思います。ここのところについては終わらせていただきます。  ちょっと都市計画マスタープランのところ、飛んでそこのところ少し話をさせていただきたいなという具合に思います。2-④-3、都市計画マスタープランの今後のスケジュールについてはというところで説明をいただきまして、そして10月にまちづくり委員会を開催して、それから順次進めるというスケジュールはお聞きしました。  この都市計画、私はまちづくりをする上で基本的な計画、全てやっぱりこの都市計画マスタープラン、そこの部分をどう組み立てるかということで境港市が目指す日本一住みやすい、住みよいまちづくりを目指した、それに基づいてこの都市計画マスタープランというのもあるんだろうなという具合に思いますし、それとリンクさせて同じレベルでただ土地利用計画がその都度であるとかという問題もそうですけど、掲げるものに対してこれがちゃんとリンクしてないといろんな制約の中で、先ほどできないものはできないじゃなしに、一番目標に目指して、そのできない障害を取り払っていって都市計画マスタープランをつくっていただきたい。  新しく建設部長さんのほうも替わられて、いろんな知見持っておられて、いろんな角度から専門的なことはされておられるのはよく承知しておるんですけども、その裏づけの都市像と意見集約で、そこへもって意見集約をどういう具合にするのかというのもう少し詳しく、それと地区で説明もされると言われましたけど、どういう段階でどういうような集約の仕方をされるのか。先ほど市長が目指しておられる、目指すべき日本一住みたいまちに対してどういう位置づけになって作業を進めておられるのか、その辺のところを、市長さんもおられますから、ちょっと担当の専門的なところでどういうような手法で検討されてるのかということを技術的なことも少し伺いたいなという具合に思います。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  灘建設部長。 ○建設部長(灘 英樹君) 市長に代わって御答弁申し上げます。  今、都市計画マスタープランの見直し作業に入っておりますけど、議員おっしゃるように、都市計画マスタープランまちづくり、境港市でいいますと総合計画に相当するまちづくり総合プランというのがございます。これとリンクした形でないとまずいんじゃないかという御指摘だったと思います。それについて私ども感じておりまして、今現在も境港市まちづくり総合プランが次の計画を今年度中に策定するというタイミング的には全くマスタープランの見直しと同じになっておりますので、まず市民の声を聞く手法としてアンケート調査を予定しておりますけど、まちづくり総合プランの担当部署と連携を図りまして、一体となったアンケートを実施するという手法を今回行うということで準備してます。まちづくりに対してもお聞きしますし、これから来る都市計画的な内容を同じ土俵でお聞きするということが今御指摘のあったまちづくりと都市計画とのずれを生じさせない御意見を伺えるのではないかということで、そのアンケートの準備を今行っております。  あとワークショップなり地域での御意見を伺うということも並行して行う予定にしておりまして、一つ、今回チャレンジをしようと思ってますのは、皆さんの御意見というのはアンケート調査では選んでいただく、機械的に集約できる部分もございますけれど、どうしても自由投稿欄ということで活字の部分の御意見が非常に重要になってきます。今までのアンケート調査ですとこれが活字の案を羅列するという形が多かったと思うんですけど、この活字欄についてもちょっとICTを使いまして、分析・集約をして、それを計画の中に反映できる限り反映していきたいというふうなことで進めていきたいというふうに考えてます。  それともう一つは、今年度、10月から始まりましたけど、国勢調査の見直しの年に入っております。一応この都市計画マスタープラン自体は今年度中に一旦まとめ上げる予定で進めておりますけど、国勢調査の人口等の最新速報が出ましたら速やかにそれについて検証を加える、数字的に変更するところがあれば来期早々にそれを行いたいというふうに考えています。 ○議長(森岡俊夫君) 荒井議員、もう少しマイクに近づくかマイクのほうに向かってお話しいただきたいと思います。ちょっと聞こえづらい。  じゃ、重ねてございましたらどうぞ。  荒井議員。 ○12番(荒井秀行君) すみません。説明いただきました。  一番最初に市長さんが言われた白尾の森の森づくりの手法と規模は違えど同じことだなという具合に今、灘部長の言われる話聞いとって、そこにICTが入ったり、時代が少し20年ほど、30年ほどずれてますんで、手法が、ちょっといろんな小道具が使われるんでしょうけど、心は一緒だなという具合に感じておりまして、ぜひそういうような形で非常に大切なまちづくりのアウトラインを決めることでありますんでぜひ、前回も言いましたけども、3月末、年度末までに完成というようなスピードでやっていただいてもいいんですけども、そこに市民説明会であるとか、いろんな大人数の人相手にしての説明がありますんで、そこの部分で3月が6月なってもそうそう問題はないと思いますんで、ぜひ時間をかけてじっくりお互いが、市民もこんなまちだったらいいなと、公園の話ばっかりじゃなしに、自分の近所周りのことでもきちっと言って、それを反映していただけるようなものをつくってほしいという具合に、特に市長さん替わられて、部長さんも替わられて、エネルギーが爆発しそうな状態でございますんで、ぜひ頑張っていただきたいなという具合に強くお願いしておきます。  都市計画についてはこれで終わらせていただいて、次に、水木しげる記念館境港水産物直売センターの改修計画についてでありますけども、前回の昨日の説明も聞いておりますし、きょうどうさんの説明も答弁も言われたの聞いておりますし、今日もお聞きして、大体様子は分かるんですが、私もう少し範囲を広げて、境の都市計画的な観点からいうと、水木しげる記念館があって、これも前回言っとりますね、水木しげる記念館があって、海とくらしの史料館があって、続けて水産物直売センターがあって、北側のほうには海岸があると。そこら辺りも500メートルも1キロぐらいの間、1.5キロぐらいの間があったらどうかなというぐらいにイメージしながら物を言っておりますけども、その中にいろんな場所にいろんな施設があって、今たまたまそのうち2件が、水木しげる記念館と水産物直売センターの2つが改修計画あるということですので、これをぜひ総合的に、これも前回海の駅であるとか、道の駅であるとかというようなものの手法を利用しながら全体をパワーアップしていくというような方法というのがあるんじゃないかなという具合に思っとります。  道の駅なんか、ちょろっとネットなんかで引いておりますと、道の駅というのは1993年の頃第一次ステージとして開始されたわけでして、一番最初の道の駅の目的というのが、1993年ですから大分前になりますけども、27年とか30年近くなるわけですけど、一昔前の道の駅がどういうことを考えてかなといいますと、道路利用のサービスの提供であるというような位置づけで道の駅が、便所とかトイレはそのときからありましたけど、次のステージが言っておられるのは、2013年、これ第2ステージと言っておられるようでして、道の駅自体が目的であるようなものをつくる、あそこの道の駅に行きたいなというものをつくる、そういうレベル、便所だけじゃない、情報発信だけじゃない。そこに行くと何かがあるよという目的を持ってやるのが第2ステージで、今や2020年、今の時代、この時代からのを第3ステージと呼んでおるようですが、地方創生で観光加速する拠点づくりとネットワークづくりで、地域のデザインにも貢献するようなものをつくりたいということを言っておられて、道の駅というのは単なるあそこへ買物に行こうやというものから、もう少し次のステージに入ってきておるようであります。  ですから、正しくどの手法を使うと多分広がりというものが、先ほどの500メートル、数百メートルぐらいのエリアのここが境の観光のエリアであるとすると、そこにうまい具合に配置して、なおかつこの中に水産物直売センターの光るものをつくっていただいて、水木しげるロード水木しげるロードなりにやるべきことを果たしていただいて、それ全体を総合していくようなものとしてこれを入れていただくような考え方、この機会に水木しげる記念館を改修する、直売センターを改修するというものを単独で捉えずに、エリアの中でその2つが頑張るんだから、市としてもこういうエリアでもう少しパワーアップするよう、海とくらしの史料館もあります、そこらも含めて総合的に今この時期に考えれないのかな、考えてほしいなという希望ですが、市長さん、いかがでしょうか。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  伊達市長。 ○市長(伊達憲太郎君) 従来からJR境港駅前からの水木しげるロード、800メートルの水木しげるロードと、それと途中、台場公園と海とくらしの史料館、そして境港水産物直売センター、拠点があります。それを海岸線がずっとNPO元気みなとの皆さんがおさかなロードとして魚のオブジェを置かれてつないでいく。商業用語では2核1モールと言いますけれど、核が両端にあって、その間、モールを楽しく歩いていただいて、そこに商店さん張りついてというようなことがあります。境港の、荒井議員がおっしゃるように、直売センターの海岸通りがそのようなイメージで発展していけばいいなというふうに思います。  ですから、水木しげるロード出て、当然島根半島があって、境水道があって、そこに係留されてる漁船、それは境港ならではの風景、風情、それは観光資源そのままだと私は思っております。ですから水木しげるロードを楽しんで、海岸に出て散策をされる、途中で海とくらしの史料館があって、新しくリニューアルされる水産物直売センターという人の流れができてくれば、おのずと海岸線のにぎわいもできてくるというふうに思います。それでそういう人の流れができると民間事業者もいろいろ商売をしたりとか、そういうことも起きてくるではないかなというふうに思います。いずれにいたしましても境水道エリア、引き続き水産物直売センター、新しくなる直売センター水木しげるロードの連携も図らないといけませんし、漁港のほうも2号上屋の上には調理室があったり、魚の展示室があったり、人が行く施設となっていますんで、お互いが連携しながら観光振興を図っていくということがとてもいいんじゃないかなというふうに思います。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたら。  荒井議員。 ○12番(荒井秀行君) ありがとうございます。  先ほどの話の中で道の駅であるとか、海の駅であるとか、位置づけと市の関わり、計画の中でどういう具合な絵を描くかという部分もう少し具体的にお聞かせ願えんだろうかなという具合に思います。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  伊達市長。 ○市長(伊達憲太郎君) 全国には道の駅、今では利便施設だけじゃなくて、地域の活性化を図る上で施設整備が行われているというふうに思ってます。地域の特産品であったりとか、そういうものを紹介、販売している。よくいろんなイベントも打って地域をPRして情報発信するという機能を持っているのが道の駅だというふうに思っております。  うちの場合は、境港は、道の駅的なものを直売センターが新しくなると24時間の多目的トイレ等も屋外にあって、当然鮮魚や加工品も売っている、楽しめる、情報発信という地域活性化が、取り組むという施設でもあります。そういう道の駅的な機能を果たしていくものだというふうに私は思ってます。  それと竹内団地のほうも大漁市場なかうらさんのほうも、さかなセンターさんのほうもトイレもあり、それぞれいろんな鮮魚、特産品、加工品も売ってるという状況もあって、いろんな楽しみ方もできる道の駅的なものであるというふうに思っておりますので、そういう道の駅的なところと当然連携しながら観光振興を図っていくべきだというふうに思います。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたら。  荒井議員。 ○12番(荒井秀行君) そういう施設に近いものがあるというような見解のようですが、全体としてデザインをされる上でもう少しそういう広い観点もあろうかと思いますので、市も関わっていただければ、ビジョンの中で少し検討いただけんかなという具合に思います。  それでは、水木しげるとか直売センターの話を終わりまして、次の項目に行かせていただきます。バイオマスを先ほどかなりきちっと説明したつもりでありますよと。これについて市としては大体どのような考え方というか、この再生可能エネルギーメタンハイドレートについて注視しますという答えはいただいておるんですけど、どういうレベルで注視して、どうなんだという、もう少し気持ちも含めて聞かせてください。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  伊達市長。 ○市長(伊達憲太郎君) メタンハイドレートにつきましては、国のほうで海洋調査等が令和2年から令和4年度にわたって調査されるような具合だというふうに伺っています。その後、環境影響調査とか、具体的にメタンハイドレートを採掘する技術であるとか、そういうところをどんどんどんどん進んでいくものであるというふうに思っております。  鳥取県のほうは、平成25年度からそういうことも見越して鳥取大学にて研究者のほうの育成の講座も設けられたりして一生懸命取り組んでおられます。それと明治大学とも連携しながらたしか取り組んでおられるはずだと思います。ですからそういう調査の段階から実用化みたいなところまではまだまだ時間がありますんで、それはきちんと県のほうとも連携して情報収集いただきながら、どこが荒井議員のおっしゃられるそういう基地になっていく、拠点になっていくのかというところ見極めながらというところであります。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたら。  荒井議員。 ○12番(荒井秀行君) 段取りがついたので境港市さん、どうでしょうかという関わりじゃなしに、やはり県に対してもう少し積極的、能動的に働きかけていくということが、積極性というか、それが必要じゃないかなと思いますんで、ぜひ、どこが担当課になるのか私は分かりませんけども、ぜひそれも県との話合いの中、また市長さんは知事さんとも話されることもあると思いますんで、そこら辺り境港の気持ちとか、やる気みたいなものも示していただければという具合に思います。  メタンハイドレートについてはこれで終わらせていただいて、次のところにちょっと入らせていただきます。あと空き家の問題なんですけども、空き家、非常に大変な問題でして、私らも墓掃除なんかそれこそ自治会のほうで行くんですけど、墓の共同墓地なんかの場所の中も測量されて、自治会長さんが先頭になってやっておられて、大分実態というものを図面で分かるようになっております。非常にそういう中で家が、墓が抜けてくるといった、一番最後の最後のところであろうと思うんですけども、当然墓が抜けるということはもう家なんか当然のごとく空き家になってくるわけでして、やはりそれをいかに再生していくかという、再生する、そこに空き家にならないようにするためにどうしたらいいかということの中で自分の息子やら近所の会話をずっと聞いてますと、例えば私の家は大きい道路に面しておりまして、もう1軒、家もあるんですけど、そこは物すごい小さい狭隘道路のところにありまして、家空いとるから家建てんでそこに住んだらええがなと、こう言っても、そんなに好きだったらお父さんがそこの古い家に行って、今ある、私が住んでるのは古い家なんですけど、道路が、駐車場があるというだけで評価が高い家でして、ただ生き残れる策というのは駐車場に入れる道があるかないかいうことであって、それがきれいであるとか、きれいにこしたことないです、機能的だというの次の次の問題になっております。ですから空き家とかそういうまちの空洞化というのは、どうしてもせないかんことです。  だから、先ほどの道路の2メートルと言わず、2メートル50ぐらいの道路でなって、特に町内なんかそんなような道路なんですけど、4メートルというか3メートルぐらいの道路があれば何とか車入れるんかなという具合に思っとりますんで、空き家対策の中で、昨日のきょうどうのほうの質問でもあったんです、やり取りを聞いとったんですけれど、何かそれと別の観点で道路をつけるときいうのか、空いた土地を寄附していただくとか、買わせていただいて、車の行き違うような道を造っていって、50年後には3メートル道路ができたとさというようなストーリーはできないものかなと。技術屋さん的にはどういう具合に長期計画持っておられるのかなというのは他市の例はあるんだろうと思いますんで、具体的にうちなんかよりもっと困っておられるとこいっぱいあると思いますね。そういう事例なんかを見られて、全国的にはどうなんだというような事例とか、こういうふうな境港にはできる可能性があるよというのあったら、ちょっと教えてもらえんだろうかなと思います。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  伊達市長。 ○市長(伊達憲太郎君) 荒井議員おっしゃるように、自分も市内全戸歩いたときに狭隘道路、本当に狭い道路のエリアですね、例えば外江町、渡町、境地区もそうですし、そういうところはもう空き家が本当に多うございます。ですから議員おっしゃられるように、道路が4メートルの道路であればそこの空き家も利活用、再生が進むであろうということであると思います。  僕も都市整備課の時代にはそういう道路整備をやってる兵庫県の、ちょっと何市か忘れましたけど、百年の大計ですごく昔から取り組んできておられました。境港はやっと狭隘道路の整備事業に近年取り組んできたところでありまして、そこは本当に何十年かけてこの狭い道路を全てなくしていくというようなところを取り組んでおられました。そういうことになっていくと土地も利活用しやすくなる、価値が出てきて、また家を、空き地であればそこに家を建てるということもありましょうし、そういう活用も進んでくると思います。本当に時間をかけてやることだなというふうに今思っています。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたら。  荒井議員。 ○12番(荒井秀行君) 市長さんから職員時代の話をお聞かせ願ったわけですけども、非常にそういうような取組というのは、やっぱり決め事というか、その目標がない限りできないわけでして、その担当の課長さんが瞬間的にいいなと思われても市の政策として打ち出していかないと、多分100年先にこういうものをつくるんだ、100年後というか、50年後にこういうものなんだということがないと、目標がないとできないと思いますが、その辺は今後については狭隘道路であるとか、空き家対策であるとか根本的に取り組むという覚悟というか、どういうふうな方向で今、まだなられたばっかりなんですけども、今後どのような方向を考えておられるのかなと少しお聞かせ願えましたら。 ○議長(森岡俊夫君) 伊達市長。 ○市長(伊達憲太郎君) 空き家対策については、当然選挙戦の目玉で私も言ってまいりました。当然覚悟は持って取り組まないといけないというふうに思ってます。  今、先般、空き家対策のプロジェクトチームを組むように指示も出したところであります。今後、独居老人、独居世帯の方が、高齢者独居世帯は1,600人を超えてます。80歳以上の高齢者だけの世帯も103人くらいあります。どんどんどんどん空き家が増えていくような状況が予想されますので、本当に早くスピード感を持って取り組んでいかないといけない。それは荒井議員がおっしゃられるように、その狭隘道路についてもどんどん住民の理解を得てぜひ進むように取り組んでいくという覚悟であります。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたらどうぞ。  荒井議員。 ○12番(荒井秀行君) よく分かりました。空き家問題も含め、狭隘道路、いろいろやることは多々あると思いますが、きちっと目標を決められて、どんどん前へ進めていただきたいなという具合に思います。期待しておりますんで、ぜひ頑張ってくださいませ。  持ち時間が僅かになりましたもんで、少し簡単に、公共施設マネジメントについて少し質問させていただきます。段階として固定資産税台帳の整備については前もお聞きしておったんですけど、大体整理がついたという具合に、1年かけてきちっとできたという具合に担当の方から聞いておりますし、今度はマネジメント、それを運用していくときにどのように運用していくかというところの今段階かなという具合に思っとるんですけども、その段階に対して今の状況というか、それと今後こういうような構想が望ましいとかあれば聞かせてほしいなと思います。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  築谷総務部長。 ○総務部長(築谷俊三君) 市長に代わってお答えいたします。  市長が答弁されたことの若干繰り返しにもなるんですが、公共施設総合管理計画を策定いたしまして、施設を縮減していかなきゃいけない目標を策定いたしました。荒井議員が先ほどお話しされたように、固定資産税台帳等の整理は済んだところでございます。
     あわせまして、そもそも一番施設をよく把握してるのは所管課でございます。市長が答弁で申し上げたとおり、建築営繕課の職員と併せて日々施設を確認する中で、やはり対症療法的な損傷が軽微な段階でその施設を維持管理している、その施設が最大限能力を発揮できるように延命化を図っていくことが、本市の負担を平準化していくことと併せて、コストの削減につながると考えておりまして、現段階ではこれらの総合計画、管理計画などを基にして個別の運営計画を立てている段階でございます。これはまた予算査定の段階で経営審査という形にはなりますが、担当課と財政課と、予算を調製する段階でより精度を高めていきたいと考えているような状況でございます。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたら。  荒井議員。 ○12番(荒井秀行君) 総務部長の説明をいただきましたが、結局一番大切なのは、このデータを掌握されてるわけですから、その掌握されてる中でどの公共施設をどうするのかという、どう運用してくるかというのが多分マネジメントという言葉に表されるようにデータは取ったと、データを取って、そのデータをどのように活用して、境港市の今の人口を見ながら、財政状況を見ながらどう運営してくるかというところを出さないと、頑張ります、維持します、長もちさせますじゃなしに、どうなんだということきちっとするのが多分マネジメントで、そこの部分はどういう状態に今なってますかということを聞いてるんで、もう一度聞かせてください。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  伊達市長。 ○市長(伊達憲太郎君) 現在建物等については、公共施設については、いわゆるお医者さん的にいうとカルテができた段階で、今度は施設の状況であったりとか、修繕の状況であったりとか、きちんとした施設台帳をつくっていくということになりますけれども、当然荒井議員がおっしゃられるように、この施設、公共施設、住民のために必要だということでそういう長寿命化を図ったりして、維持していくわけです。当然もう老朽化の進んで、これは住民はもう必要ないとなれば、それは除却というか、もうなくなっていくものだと思いますけれども、それはきちんと住民の方が必要な施設を、うちは何回も答弁で申し上げましたように合併しておりませんので、重複したような公共施設はあまりないという状況であります。ですからそういうものをきちんと住民に利活用してもらって、それで建物の維持していって、住民福祉、地域福祉に貢献していくという、向上を図るというとこが大事だというふうに思いますので、総合的に見て荒井議員がおっしゃるように、その辺もマネジメントしていきたいというふうに思います。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたら。  荒井議員。 ○12番(荒井秀行君) 分かりました。ほんなら市長、ぜひそういう方向で公共施設マネジメントのことは、この件については築谷議員のほうからも関連質問があろうかと思いますんで、そこでまたやり取りしてください。  以上、まだ多々質問漏れがあると思うんですが、新しく市長さんになられて、いろんな覚悟を持って政策を遂行されると思いますんで、ぜひ市の職員の旗印になるような政策を立てていただいて頑張っていただくことを切に希望いたします。  私の代表質問はこれで終わらせていただきます。どうもありがとうございました。 ○議長(森岡俊夫君) 関連質問の通告がありますので、順次発言を許します。  初めに、吉井巧議員。 ○13番(吉井 巧君) 会派自民クラブ、吉井巧でございます。このたびの境港市議会議員補欠選挙におきまして議席をいただきました。これから市議会議員として、一人として、微力ではございますが、市政発展のため全力を尽くしてまいる所存でございますので、どうぞよろしくお願いいたします。そして議員諸兄、伊達市長をはじめとされます新執行部の皆様には御指導、御鞭撻のほどいただきますよう、併せてよろしくお願いいたします。  それでは、同僚、荒井議員の代表質問に関連いたしまして、(仮称)境港市民交流センターの運営計画並びに公園・校庭の芝生化の管理整備、利活用について私見を交えながら質問をさせていただきたいと思います。  まず第1項目めですけども、(仮称)境港市民交流センター管理運営計画につきまして、先ほども荒井議員も言われましたが、いよいよ建設工事のほうも始まり、この施設ができていく状況というのが待ち遠しくなってまいりました。この境港市民交流センターは市民が集い、安心できる、交流と防災の拠点づくり、そしてみんなが集まる広場のような複合施設というふうに基本理念に基づき、市民に親しまれ、誰もが気軽に利用でき、参加することによって、にぎわいあふれる施設になることを目指すと基本方針のほうにもあります。そして様々な機能を持つ複合施設でございます。それぞれの機能がやはり有機的に相乗効果を生み出すことによって、この施設がそれぞれの市民の多様なニーズにも応じられるシンボル的な施設になるのではないかというふうに感じております。まさに伊達市長が掲げる協働と共生のまちづくりの拠点施設になるというふうに私は思っとります。  その中で質問させていただきたいと思います。  まず1つ目ですけども、この施設を多くの市民に幅広く活用していただくため、各機能が先ほども言ったように相乗効果を生み出さなければならないと思っております。市として、どのように各機能を融合していくか、策があればお聞かせいただきたいと思います。  そして2つ目ですけども、災害時の防災拠点でもあるこの交流センターが避難所になると思います。そして交流センターが避難所になった際、近年もありますけども、大規模な停電などが起こった場合、非常用電源は確保してあると思いますけども、そのほかの電源の確保というものに関しての策があればお聞かせください。  そして3番目がカフェの施設運営ですけども、こちらのほうは民間のほうに業務委託というように基本方針には載っておりますけども、本市が求めるカフェのイメージ、コンセプトというものがあればお聞かせください。よろしくお願いします。 ○議長(森岡俊夫君) 教育長の答弁を求めます。  松本教育長。 ○教育長(松本敏浩君) 吉井議員の自民クラブ関連質問にお答えをいたします。  境港市民交流センター管理運営計画について、初めに多くの市民に施設を幅広く活用していただくためには、各機能が相乗効果を生み出し、機能融合することが必要不可欠であるが、どのように各機能を融合させていくのかというお尋ねでございます。  市民交流センター(仮称)は、ホール、図書交流広場、会議室、防災拠点、福祉等の機能を有する複合施設であり、各機能がその特色を十分に発揮をした事業に加え、相互連携による効果的な事業展開が求められております。例えば、ホールの公園とタイアップした図書交流広場での図書展示、平土間を利用した避難所運営訓練等が想定されます。また市民交流センター(仮称)各機能の相互連携が効果的に行われるよう、各施設の管理運営団体の代表者等で構成をします運営協議会を設置したいと考えております。  次に、災害時の防災拠点であり避難場所でもある交流センターですが、大規模停電が起こった場合、非常用電源以外に電力を確保する策はどうかというお尋ねでございます。  市民交流センターの非常用電源は、停電時に火災が発生した場合に消火設備が稼働するために必要な電気量を確保できる発電機をあらかじめ設置することとしております。火災が発生していない停電時においては、防災行政無線等の防災設備を第一として照明設備や空調設備に優先順位をつけ、必要最小限の設備が利用できるよう設計されております。大規模停電時における非常用電源以外の電源確保につきましては、移動式発電機等を考えています。  次に、カフェ施設運営を民間事業者などに業務委託する際に、本市が求めるカフェのイメージまたはコンセプトについてどうかというお尋ねでございます。  市民交流センター(仮称)のカフェスペースにつきましては、民間事業者への業務委託ではなく貸出しを予定しております。カフェ出店者につきましては公募を行う予定としており、カフェの具体的なイメージ及びコンセプトにつきましては市民交流センター(仮称)の中核施設である図書交流広場との連携を図る本をコンセプトにした店舗、イベントの開催日以外でも誰もが気軽に立ち寄れる居場所をイメージしたものと考えております。以上でございます。 ◎休  憩 ○議長(森岡俊夫君) 吉井議員の質問の途中ですが、ここで休憩いたします。再開は午後2時といたします。        (12時20分) ◎再  開(14時00分) ○議長(森岡俊夫君) 再開いたします。  吉井議員の質問を続けます。  追及質問がございましたらどうぞ。  吉井議員。 ○13番(吉井 巧君) 先ほどは教育長にも御答弁いただきました。その件に関しまして、各機能が融合していくということをしっかりと理解をできたのですが、その中でやはり図書施設というものに関して、この市のほうではブックスタートなど子育ての段階でも本と親しむ環境等もしっかりとつくってこられております。その中で、先ほどのカフェの視点でやはり本との融合ということがありました。  私、この間なんですけども、先月八頭町の隼Lab.のほうに視察に行ってまいったんですけども、そこも1階のカフェ部分というのがありまして、そこの利用者というのが非常に子育て世代の小さなお子さんを連れた方がたくさんお昼ランチなどに来られるという環境があるということでした。どういう施設だったろうなと思いますと、普通のテーブル席もあるんですけども、それとは別にじゅうたんが敷いてありまして、地べたで小さなお子さん、まだよちよち歩きだったりはいはいするようなお子さんもその場で椅子、テーブル席じゃなくてカーペットの上で一緒に、その敷居がありませんので、一緒に来たそこで来られたほかの同じような子育て世代の親御さん同士が交流できるような環境、それとかここにもありますけども中央公園が目の前にあってという環境の中で、そこのカフェも前が隼小学校の校庭として鳥取方式の芝がしっかりと張ってあるところでした。そこに自然と出れるようなオープンカフェのような形になっていて、非常に広いエリアの中で子育てをしながら、でもちょっとぜいたくなランチ食べたいなというようなときに、なかなか小さな子を連れてると通いにくい環境ではありますけども、そういったところをきちっと打破したつくりができておりました。そういったような形で、この図書施設が小さなお子さんが小さな頃から通って、この図書館に親しみやすいなというふうな環境をつくっていただければなというふうに思います。  その上で、図書館の利用についてなんですけども、今この企画を見ますと開設時間、利用時間のほうも9時半から18時となっております。例えばですけども、私もつい最近まではサラリーマンをしておりました。仕事などでどうしても書物をとかいうとき、どうしても6時まで仕事だと。その後、図書館に行こうであっても閉まってる。どうしてもこの次の明日の会議で必要な資料が欲しいんだというようなとき、例えば学生でもそうです。境の高校生、中学生なんかですと放課後に来れる時間はあると思います。ですが米子に通ってる境の学生さんに関しては、学校から帰ってくるともう図書館が閉まっているというようなこともあったりする。そういったことで多くの人に使ってもらえるような時間配分というのも考えていただければ、さらに図書館の利用率というのが上がるのではないかなというふうに思います。  あわせまして、福祉、防災においても市直営の自治防災課が入る、もしくは社会福祉協議会が入るということではございますけども、こちらのほうもやはり市民の声としては行きやすいのってやはり週末だと思いますし、時間帯などもこれを見ますと5時15分で利用時間が終わるというようなことですと、なかなかそれでは市役所と同じではないかというような視点になると思いますので、こういった利用時間ですとか休館日というものがまだまだ柔軟を持って対応していただけるかどうかを伺いたいと思います。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  松本教育長。 ○教育長(松本敏浩君) 今、吉井議員から非常にいいアイデアも提供いただきました。特に利用時間の件につきまして、実はここのところはこれまでにも非常に議論をしてきたところでありまして、市民の方の中には仕事帰りの者が図書館に行けないというような声をいただいておりました。そういったことについて県立図書館等の例もいろいろ参考にしながら、県立図書館のアドバイスをいただいてもきました。そのアドバイスによりますと、境港の開館時間というのは他の公立図書館の中でも非常に長い。それから遅い時間に開館をしても、なかなか図書館というのは人は来ないものというような助言もいただきました。そういったことを参考に、今、18時というような時間を設定しておりますが、まだまだこれは条例で決まっているわけではありませんので、今後も検討の余地はあるというふうに思っています。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたらどうぞ。  吉井議員。 ○13番(吉井 巧君) ぜひ市民の声をしっかりと聞いていただいて、市民の方が使いやすい柔軟な対応を取っていただけるとうれしく思いますので、お願いいたしたいと思います。  それと、やはり建物が建ちますとその後どうしてもランニングコストの面、しっかりと計画を立てて運用していかなければ厳しいと思います。その中で、先ほど令和3年の7月頃に指定管理者、そういったところを決めていきたいということでした。そうなるとやはりもう開館する約1年前ということで、先ほど荒井議員のほうも言われましたけども、しっかりとこの設計段階というか、段階で利用者そしてここに入られる施設の方などがこれをどのように使っていくか。そして何よりもランニングコストの部分を考えますと、この施設が稼げる施設でなければならない。全てが公費で負担するようなことになったらランニングコストが全て市の負担になりますので、そうではなくしっかりとしたプランニングができるような総合プロデュースできる状態というのを確立していって、それと同時に運営のほうもしっかりと開館と同時にマネジメントができるような体制をつくらなければならないと思います。この点に関して、この令和3年7月頃ということのめどですけれども、そういったものがもう少し早く決めれるような体制というのはあるかどうかを伺いたいと思います。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  松本教育長。 ○教育長(松本敏浩君) 日程としましては、先ほどお答えしましたように令和3年の7月あたり、開館の1年前というような時期を目途に準備を進めております。ただ、施設のマネジメントという部分については、本当に大切であるというふうに思っております。この施設の魅力、強みというのは、やはり一つの目的で来られた利用者がそれだけで帰られるのではなく、他の機能を使える。例えば学習目的で来られた学生さんなり一般の市民の方がその学習に関連をする図書を借りられるというようなことや、図書交流広場に来られた利用者が会議室それからホールで行われてるイベントを見学したり、あるいは参加をしたりというふうに、かつての境港市民会館のほうでは目的があって行く施設であったんですが、今度の施設は目的を探しに行くという、そういった魅力が一つ加わってくるんではないかなというふうに思います。ただ、そうなってくると、各その入所してる団体のマネジメントを融合というような部分をしっかりやっていくということが大切になるというふうに考えております。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたらどうぞ。  吉井議員。 ○13番(吉井 巧君) その中でやはり稼げるところというので、今ここに上がってる機能の融合というのはもちろんしっかりと考えられていると思います。その際、今、昨日もきょうどうさんのほうでも話がありましたが、パソナの例なんかを挙げてみましても、やはり一極集中型が見直されて、地方のほうに企業のほうも出ていくような形も出てきております。この交流センターというところにこのパソナの例のような大規模なものじゃなくても、小規模な形でサテライトオフィスですとかそういったものが入ったりして市民もまた今ある企業、この地元の企業ではないところとの関わりを持っていくことによって、いろいろなまた視野が広がるというようなこともあるとは思います。またそういったところでの家賃収入であるとか、そういったものも考えていくというようなことも検討していただければなというふうに思っております。  それでは、交流センターについては以上で終わりたいと思います。  続きまして、公園の管理運営についての質問に移らさせていただきたいと思います。  平成29年度に実施されました公園に関する調査というものがありました。これの結果によりますと、問6で公園の整備をする上で何が重要と思うかに対して、市民の方は大規模公園ではトイレの整備というのが154名で83.7%、樹木、花などの緑化推進が113人、61.4%、その次に遊具の整備108人、58.7%、小規模公園ではトイレの整備が123人で64.7%、遊具の整備が119名、62.6%、そして小休憩などの設備の整備というところが98人、51.6%と大規模よりも小規模の公園とどちらもやはりトイレの整備であったり遊具の整備という声が多いように思います。  私も、選挙中にやはり休憩場所として公園を利用させてもらいましたけども、非常に芝生ですとか樹木の管理というのはしっかりと行き届いているなとは思うんですけども、やはりトイレなどに関してはちょっともう少しきれいにしたほうがいいのかなとか、ちょっと女性や子供が使いづらいのかなと思ったりする点もありました。  そういった点も踏まえまして、このニーズ調査にあります、1つ目の質問ですけども、そんな中で問10というところでその他の自由意見というところがありましたが、これアンケート結果のほうには載ってませんでしたけども、こういった声というのがやはり一番市民の声ではないかなと思います。調査後3年がたちましたが、このニーズ調査の市の対応というのはどのようなことをされたのかということを伺いたいと思います。  そして2つ目の質問ですが、第2次境港総合戦略基本目標の2、子育てするなら境港、これを標榜した子育て環境づくりの2の安心な妊婦、出産環境、子育て支援の充実にある2024年度の成果目標というところ、アンケート調査などによる公園利用満足度70%以上という項目がありました。これにおいて、今後新たにアンケートを実施するのかをお聞かせください。  それと3つ目の質問としまして、夕日ヶ丘地区中海かわまちづくり計画について伺います。  28年度に計画された夕日ヶ丘地区のスポーツ施設や公園など、中海をつなぎ陸上競技や水上スポーツ、そして拠点としての居住地域と各施設を結ぶ複数のウオーキング・ジョギングコースを有する健康シティ夕日ヶ丘を目指したかわまちづくりというものがありますが、これの今の進捗状況をお聞かせください。お願いいたします。 ○議長(森岡俊夫君) 市長の答弁を求めます。  伊達市長。 ○市長(伊達憲太郎君) 吉井議員の自民クラブ関連質問にお答えいたします。  公園の管理運営等について3点お尋ねであります。  まず、1点目であります。公園ニーズ調査の自由意見こそ公園整備において市民の声であると考えるが、対応可能な意見の中で調査後3年間でのニーズ調査への対応はというお尋ねであります。  公園に関するニーズ調査を平成29年2月に実施し、記述式の自由意見に対して119件の御意見や御要望がありました。御意見等の内容は様々でありますが、遊具やスポーツ関連施設の整備に関する公園の維持管理や緑化に関するものなど、多くの意見が寄せられました。これらの御意見等を受けて、公園の維持管理につきましては乗用型の草刈り機を活用して各公園の除草体制を強化いたしました。また、利用者にとりまして快適な場となるよう、一部の公園において木陰や日陰を創出する樹木の植樹や公園で遊ぶ子供たちが時間を確認できるよう時計を設置したほか、熱中症対策としてミスト装置を設置いたしました。ニーズ調査でいただいた御意見等に対しましては、安心・安全を第一に考え優先順位や費用面などを考慮しながら対応を検討してまいりたいと考えております。  2点目に、第2期境港市総合戦略の2024年度成果目標、アンケート調査等による公園利用者満足度70%について、今後アンケートを実施するのかというお尋ねです。  公園利用者の満足度を把握することは公園を管理する上で必要なことであり、第2期境港市総合戦略の最終年度にアンケート調査を実施いたします。調査の方法につきましては、竜ケ山公園や夕日ヶ丘メモリアルパークなどの大規模公園におきまして、公園利用者の声を直接聞くような方法で実施したいと考えております。  最後に、健康シティ夕日ヶ丘を目指した中海かわまちづくり計画の進捗状況についてであります。  夕日ヶ丘地区中海かわまちづくり計画は、健康をテーマとする夕日ヶ丘地区のまちと豊かな自然と良好な景観を有する中海の川とが一体となって、水辺の利用を通じて魅力とにぎわいを創出するまちづくりの計画として平成28年3月に策定したものであります。この計画にはハード施策とソフト施策がそれぞれ盛り込まれており、ハード施策につきましては国土交通省による親水護岸整備が平成30年6月に竣工、本市においては夏場の涼を感じさせるミスト装置の設置や木陰の創出、ウオーキング・ジョギングコースの案内看板の設置など、緑地の整備を除く主要な施設について昨年度までに実施したところであります。  また、ソフト施策につきましては、夕日ヶ丘地区の町並みを感じられる5つのコースのウオーキング・ジョギングコースを設定したほか、毎年7月7日にはメモリアルパークにおいて水辺で乾杯イベントや野外コンサートを実施しているところであります。引き続き計画に盛り込んだ内容を展開できるよう、地元の皆さんとともに取り組んでまいりたいと思います。以上です。 ○議長(森岡俊夫君) 追及質問がございましたらどうぞ。  吉井議員。 ○13番(吉井 巧君) 御答弁いただきました。  公園の初めの質問に対して、しっかりと市のほうの対応というのは理解ができました。その中で、私も今子供がおりまして中学生におるんですけども、やはり公園で遊びたいというのが非常に多かったんです。その中で子供から聞いたのが、時計がないんだよねと。うちは子供に携帯電話持たせてないもので、時計持たせればいい話なんですけども、時計を持ってなかったりということでなかなか時間が分からないということでした。  市内のちょっと公園を回らせていただいたんですけども、私が思うに目につくところは、すみません、私が見落としているだけかもしれませんけども、夕日ヶ丘のメモリアルパークはしっかりと見える場所に時計があるとは思うんですけど、ほかのところにあまり目につくようなところに時計が見当たらなかったもので、私の場合は確認が足りなかったのかなというところで思っております。  次のアンケートを行われるということでした。これに関して、先ほど市長のほうからも直接利用者から話を聞くということでした。前回のこのニーズ調査については、不特定多数の各地域から年代ごとに無作為に選んだというところでされておりましたが、私もそれを必要に思っておりまして、今やはり公園を使うのは小学生であったり中学生、あと子育て世代のお子さん、あとよく高齢者の方がグラウンドゴルフをしたりお散歩など、あと今よく見かけるのは犬の散歩などあります。こういったじかに本当に使っている方の声というのをしっかりと吸い上げていただき、やっていただきたいと思います。  これ他市とか全国のいろんなこういった公園アンケートを見ますと、調査方法も先ほど言ったように中学生であったらもう学校で全生徒にアンケート、小学生に至っては親に書いてもらうような形で全児童へのアンケート出すとかという形で本当に幅広い形を取っておられましたので、そういった形をしっかりと取っていただきたいというふうに思います。  夕日ヶ丘のかわまちづくり計画についてなんですけども、計画書のほうを読ませていただくと今まだ進行途中だということで御答弁いただいたんですけども、ハード面の中で噴水などを使ったような水を使った施設などもって書いてありました。以前も安田議員のほうからもそういったものがつくれないのかというようなことで質問があったとは思いますけども、この企画にも載ってるんですけども、計画の中にも載っている水を使った施設などというところは本来であればもう昨年までにできているような計画になっておりますけども、これの進捗状況というものをお聞かせください。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  柏木建設部次長。 ○建設部次長(柏木雅昭君) すみません、市長に代わってお答えいたします。  かわまちづくり計画に盛り込んでいます噴水施設、簡易な噴水施設の整備ということで盛り込みさせていただきました。いろいろとどういう形式のもんがいいかなというところを検討した結果、いろんな安全面とかそういうことを考慮しまして、先ほどちょっと話のミスト施設を昨年設置をさせていただいたところでございます。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたらどうぞ。  吉井議員。 ○13番(吉井 巧君) 夕日ヶ丘の方々と話してて、この企画というのがやはりホームページにも載っておりまして地元の方も見ておられました。その中でこれどうなってるんだろうということで、やはり地元の方もその辺の状況が分かってなかったということもありましたので、しっかりと市民の声を聞いていただいて、それが本当に必要なのかどうなのかというのを判断をした上での決断をしていただきたかったなと。ただ、これからさらにまだこの計画が進んでいくのであれば、またそういった地域住民の方の声もしっかりと生かしていただいた公園づくり、それをしていかないとやはりこの満足度70%というのは到底難しいと思います。  この初めのニーズ調査でもかなりいろいろな意見をいただいているということは、このアンケートをどれだけ実践していけるかということが満足度につながると思いますので、次行われるアンケートにはしっかりとした利用者の声、じかに本当に、市長も言われました利用されてる方の本当の声というのをしっかりと吸い上げていただき進めていっていただきたいと思います。それがやはり市長も申される共生のまちづくりにつながると思いますので、ぜひお願いしたいと思います。  これにつきましては、以上で質問を終わらせていただきます。  続きまして、学校、保育園施設の芝生の現状についてというところで、本市では平成20年度の誠道小学校の芝生化に始まり、21年度は全保育園と保育施設、そして21年度には誠道小学校以外の6校と一部中学校が鳥取方式による芝生化を実行され、多くの園児、児童がはだしで元気に走り回ったり飛んだりしながら芝生と親しむ中で多くを学び成長する姿、私も一保護者として見てまいりました。早いものでこのグラウンド、園庭の芝生化も10年がたち、様々な効果と課題があったのではないかと思います。  そこで、1つ目の質問ですけども、保育園、小学校、一部中学校が芝生化が10年たった今、本市として芝生化の検証が行われていればどのような検証結果が出ているかということをお聞かせください。  それともう一つ、2つ目の質問ですけども、芝生化が行われ10年がたち、芝生の維持管理、備品などそういったものの老朽化もあると聞いております。維持管理ですとか備品の修繕費などといったアフターフォローに対して、今の現状をお聞かせください。お願いします。 ○議長(森岡俊夫君) 教育長の答弁を求めます。  松本教育長。
    ○教育長(松本敏浩君) 学校・保育施設芝生化の現状について、初めに保育園、小学校、一部中学校の芝生化が10年たった今、本市として芝生化の検証結果はどうかというお尋ねでございます。  本市の園庭、校庭の芝生化のメリットとしましては、議員が説明されましたとおり多くの園児、児童等がはだしで元気に走り回ったり寝転んだりと外での活動が増えることによる健康増進効果、転倒時のけがを軽減する効果、強い日差しの照り返しを減少させることによる夏場の気温上昇抑止効果、風が吹いた際に砂ぼこりを軽減する効果などが上げられます。このように、園児、児童等にとりましては園庭、校庭の芝生は今では欠かすことができないものになっていると考えております。  次に、芝生管理備品の老朽化もあると思うが、維持管理費や備品の修繕費などアフターフォローについて現況はどうかというお尋ねでございます。  公立保育園の園庭の維持管理費は1園当たり年間約4万7,000円で、内容は芝刈り機の刃の定期交換や修理費、冬芝の種の購入費、燃料費などとなります。また、学校の校庭の維持管理費は小・中学校全体で年間約250万円で、内容はシルバー人材センターへの管理委託料、肥料の購入費、燃料費、芝刈り機の修理費などとなります。  維持管理に必要な備品のうち代表的なものとしましては、乗用の芝刈り機とスプリンクラーがあります。乗用の芝刈り機につきましては、シーズン前に定期点検を行い部品交換など稼働に必要な修繕を行っております。一方、スプリンクラーにつきましてはシーズン前の定期点検は行っておらず、故障が発生した際に必要な修繕を行っております。近年ではスプリンクラーの故障によるシーズン中の修繕が必要となることがありますので、来年度以降はスプリンクラーにつきましてもシーズン前の定期点検を実施する予定としております。  いずれにしましても、芝生管理に要する備品につきましてはその状況を確認しながら必要に応じて修繕、更新を随時行い、園庭及び校庭の維持管理に努めていく考えでございます。以上でございます。 ○議長(森岡俊夫君) 追及質問がございましたらどうぞ。  吉井議員。 ○13番(吉井 巧君) 芝生に関しまして、御答弁いただきました。  その中で、維持管理についてです。その前にまずこの検証結果というところで、これまではその功績、効果というところに関してはしっかりと御答弁いただいたんですけども、何かこの課題、10年たってこの芝生化にしたことによって起きたこと、一つはこの芝生で今教職員の方々もシルバー人材センターの方々で間に合わないところはされている。PTAでもしております。私も子供が小学校のときからPTAの役員などを行っておりますので、そういった中でも芝生の管理にずっと携わってまいりました。  そういった中で、今、境港市などでは教職員の負担軽減ということで、部活指導員などを入れるですとか教職員の負担を軽減するというところをしっかりと取り組まれておられるんですけども、やはりこの芝に関しても教職員の方の手をやはり借りてるというのが現状ではあると思います。そういった中で課題をしっかりと見つけて、次にまた新しい計画を立て実行していくということを常にしていく。市のほうでも言っておりますPDCAプランのPDCAのサイクルというのをしっかりやっていくということが、こういった事業の継続と発展につながると思います。  その点で、今、市のほうで行っているCS、これもやはり地域として学校の芝の管理ですとかそういったものも携わっていくということが常に必要ではないかなと思います。私も保護者の一人ではありますが、実際CSでどのようなことをしたらいいのかとなかなか分かりませんでした。ですが学校の先生などに聞くと、何でもいいんだよと。地域で学校を支えていくんだよと。昨日も教育長言われましたが、地域とともにある学校運営、学校CSの基盤となるんだということで言われておりましたので、しっかりとこのCSも絡めながらやっていければなというふうに思います。  その中で、維持管理についてなんですけども、私も小学校のPTAでやっていたときに3年前でしたかね、のときから冬芝をまかなくてよくなったんです。それまではずっと冬芝もまいて、冬もしっかりと根をまた冬芝が張って雑草がなかなか生えにくい状況が整ってましたけども、今、冬芝の種はまかなくていいということになっております。これに対しての鳥取方式やってきてる中で、冬芝をまかなくなった理由というのは何かありますでしょうか。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  松本教育長。 ○教育長(松本敏浩君) 冬芝をまかなくなった理由としましては、これは業者とも協議をしまして冬芝をまかない場合に芝の維持管理はどうかということをお尋ねした中で、冬芝をまかなくても芝の管理はできる。特に鳥取方式というのは短い草も芝であるという捉えであるので、あえて冬芝をまく必要はないではないかというアドバイスを頂戴しました。現在はまかない方針を学校のほうでは取っております。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたらどうぞ。  吉井議員。 ○13番(吉井 巧君) 今、雑草も芝の一部だということだったんですけども、小学校、中学校のグラウンドなど行ってみますと、今のシロツメグサがかなり大量に、それもすごい群生している状態。芝生と違ってこんもりとすごい状態になるということが私の目では見てとれます。これも雑草だと言ってしまえばそうなのかもしれませんが、そういったところももう一度検証していただけないかなというふうに思います。  それとスプリンクラーについては点検などはしてないということでしたが、スプリンクラーなどに関しても小学校でも中学校でも設計図の中ではあるんですけども、そこに埋まってないとか。そこだけが水が行き届かなくて枯れてるというような箇所も各小学校であったりしますので、そういったところもしっかりとした目で見ていただいて、学校なりに行ってもらってその状況を確認した上で点検なども見ていただければというふうに思います。  時間がございませんのであれなんですけども、この芝生化事業は本当にいい事業だと思いますので、これをまたこれから先10年20年と続けていくためには先ほども言ったPDCAサイクルをしっかりと回していただいて改善点があればしっかりと直していき、そして地域を巻き込んでCSをうまく活用しながらこの境港中の園や学校などがしっかりと芝生の下で活動できるといったことが境港のモデルケースになっていけば、市長も言っておられます子育てするなら境港にもつながりますので、ぜひともこの実践をしていただきたいと思います。  以上で私の関連質問のほうは終了したいと思います。 ○議長(森岡俊夫君) 引き続き自民クラブの関連質問を行います。  築谷敏雄議員。 ○10番(築谷敏雄君) 自民クラブの築谷敏雄でございます。  同僚、荒井議員の代表質問に関連して、公共施設マネジメントについてとコロナ禍における高齢者への健康対策と2つのテーマについて私見を交えながら質問いたします。市長並びに執行部の皆様に誠意のある御答弁をよろしくお願いいたします。  最初に、公共施設マネジメントについてお聞きします。  今後の人口減少、少子高齢化が進む社会情勢を見据え、公共施設の維持管理また更新費用で将来の世代に大きな負担を残さないために、本市の公共施設の適正配置の考え方を整理した上で、施設の面積総量の適正化に向けて複合化また集約化、そして廃止などにより施設総量は縮減しつつ、市民生活に必要な機能、サービスは維持していく縮充の考えの下、施設を適正に配置することで地域コミュニティーの維持、活性化など市民サービスの向上を図ることと持続可能な市民サービスを提供するために公共施設の延べ床面積を削減することの両立を目指し、公共施設の適正配置に取り組まなければならないと考えます。  そこで、本市の公共施設マネジメントについての取組や状況や、また施設の跡地利用等について幾つかお聞きします。  最初に、公共施設マネジメントの目的は、公共施設が与える非効率性を排除して必要な施設を有効に整備、活用していくことが上げられます。しかし、こうした取組には公共施設の統廃合や利用料金の見直し等も必要となり、住民、特に公共施設の利用者には大きな負担を求めることになります。学校などの教育施設、高齢者や障がい者などの福祉施設、保育所等の子育て支援施設、住民自治活動を進めるコミュニティー施設などは住民生活へ密接に関わっており、今後の公共施設の在り方については行政内部だけで意思決定するのではなく、広く住民や地域社会の意見、希望を反映することが必要となります。  そこで、最初の質問です。市民の皆さんに公共施設の利用状況や公共施設の老朽化などに対する問題意識を把握するとともに、今後の公共施設の活用などに関する御意見や御感想をいただき、今後の公共施設の管理や運営、改修、建て替えの方向性について検討する基礎資料となることを目的とした調査、市民アンケートを行うことが必要でないかと考えますが、市長のお考えをお聞かせください。  次に、先日会派で県内の八頭町へ行政視察に行き、廃校となった校舎を利用してIT企業などの誘致を行い、新たな雇用の創出や革新的な起業家が活躍できる施設の整備を視察してきました。この施設は、平成29年3月末に廃校となった旧隼小学校をリノベーションし、同年12月に公民連携複合施設隼Lab.として生まれ変わりました。1階には地域の高齢者が集う地域福祉のコミュニティースペースやカフェが入居し、連日町外からの家族連れや地元の皆さんでにぎわっておりました。また2、3階はオフィススペースやコワーキングスペースで、現在16企業者が入居しており、オープン以来満室の状態が続いております。令和元年度のイベント、セミナーなどの実施回数は90回以上、参加人数4万2,000人、来場者数は12万人を超えている。この施設整備は、八頭町総合戦略において町の資源や特性を生かした働く場の確保として学校の跡地など施設を利用し、サテライトオフィスの開設など戦略的な企業誘致により新たな雇用の場を創出し、革新的な事業家が活躍、発信しております。  また、施設整備は八頭町が地方創生拠点整備交付金を利用してリノベーションし、管理運営会社として地元金融機関、県内外の大手企業の民間7社が出資する民間主導による会社を設立し運営を行っております。この八頭町の取組によって町にチャレンジを生み出し、リノベーションを起こし、この町に育つ子供たちの未来の選択肢が広がる。日本の未来モデルになる田舎をつくるために、若者たちは力強くたくましく地域に根を張っていく。そんな出るくいを伸ばす八頭町であり続けることが求められています。  そこで、本市の廃止施設の跡地利活用についてお聞きします。  本市の誠道小学校の跡地利用について、以前にも幾度となく議会において提案や質問してきましたが、中村前市長は誠道小学校の施設については地域住民の意向に沿った用途での利活用を基本に考えており、地域の方々の意見、要望などをしっかりとお聞きして最終的には地域コミュニティーの活性化が図られる持続可能な施設としての利活用を目指すとの見解や、公的な事業者への譲渡などもお聞きしましたが、伊達新市長の誠道小学校の跡地利用についてのお考えをお聞かせください。  最後に、次に公共建設マネジメントの中で考えなければならないのは、後回しにされがちですが、将来必ず実現しなければならない市庁舎の建て替えを一番最初に検討するという姿勢が重要ではないかと考えます。耐震改修、補強が終わったとはいえ、このことを考えていかなければならないと思います。建設費用の積立てや綿密な整備計画を立てるなど、それがひいては公共建築物のマネジメントになるのではないかと考えます。ここでそういう数字を追いかけていきながら、建て替えるべきか移転すべきか否かを検討するということになろうかと思います。本市の庁舎建設について、市長のお考えをお聞かせください。終わります。 ○議長(森岡俊夫君) 市長の答弁を求めます。  伊達市長。 ○市長(伊達憲太郎君) 築谷議員の自民クラブ関連質問にお答えいたします。  まず初めに、今後の公共施設の管理や運営、改修、建て替えの方向性について検討する基礎資料とすることを目的とした市民アンケートを行うことが必要ではないかとのお尋ねです。  荒井議員の代表質問にもお答えしたとおり、本市の公共施設は合併した市町村とは異なり地域のコミュニティーなどを考慮しながら類似施設の重複を避け、適正に配置されております。  各施設の利活用につきましても、市民や民間事業者等と連携することにより利便性の向上やコストの削減が図られ、有効に利活用されているものと認識しております。地域のコミュニティーや利用者の利便性を考慮し、施設の長寿命化を図りながら修繕等の平準化に努めているところであります。また、財政負担につきましても、これまでと同様に利用者や市民に大きな負担を求めることがないよう公債費の適正管理や基金の積み増しに努め、国費などの有利な財源を活用するなど、未来にツケを回さない行財政運営を進めていく考えであります。  したがいまして、議員から御提言いただきました今後の公共施設の在り方についての市民アンケートなどにつきましては、現在実施する考えはございません。今後、施設の建て替え等が必要となる場合には市民の意向を把握することは大変重要なことだと認識しており、その都度情報提供を行いながら広く市民や関係団体などの意見を伺い、慎重に検討していかなければならないと考えております。  続きまして、誠道小学校の跡地利用についてのお尋ねであります。  旧誠道小学校の跡地利用につきましては、現在市の関係部署で構成する庁内検討委員会で検討を進めており、誠道町民のアンケートや民間事業者等の御提言も参考にしながら跡地利用案を取りまとめているところです。できるだけ早い時期に市民の皆様へ市の跡地利用案をお示しし意見交換を行いながら、地域と境港市にとってよりよい施設となるようにしてまいりたいと考えております。公共的な団体への貸与や、地域の方々が触れ合うことのできるスペース等として活用を検討しているところです。  3点目に、庁舎建て替えについてのお尋ねであります。  きょうどうの代表質問でもお答えしましたが、本市の庁舎は耐震改修を施しており躯体の劣化状況の診断結果も特段に問題がなく、安心して利用できる状態であります。しかしながら建築後約60年が経過し、近い将来建て替えの必要が生じてくることは明らかであります。建て替えには建設場所、施設の規模、事業費の財源確保など様々な課題がございます。また、本市では小・中学校の編制の在り方に伴う施設整備やインフラ施設の更新など多額の財政需要が見込まれる案件があり、それらの案件と庁舎更新が重複しないよう着手の時期を見極めながら取組を進めていかなければならないと考えています。極力庁舎のメンテナンスを心がけ延命化を図ってまいりますが、この健全な状態の間に建て替えについての検討を様々な角度から始めたいと思います。以上であります。 ○議長(森岡俊夫君) 追及質問がございましたらどうぞ。  築谷議員。 ○10番(築谷敏雄君) 答弁いただきました。重ねて質問させていただきます。  先ほど、最初の質問のほうで調査、アンケートですが、前の荒井議員の代表質問のときにアンケート調査についてちょっと聞いたわけなんですけど、そのときに建設部長の答弁でほかのアンケートと同じにやるようなことを言っておられましたけど、それはどういう見解だったんでしょうか。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  伊達市長。 ○市長(伊達憲太郎君) 午前中に建設部長が答えたのは都市計画マスタープランの市民アンケートで、総合計画、まちづくり総合プランのアンケート、これ2回市民の方に別々に出しちゃうと、なかなかちょっと混乱したり市民の方に迷惑がかかりますので、まとめて取るということであります。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねて。  築谷議員。 ○10番(築谷敏雄君) 大体分かりました。しかしながら、市民の皆さんも本当にこの公共施設に対してやっぱり分からないことがいっぱいあると思うんです。私も施設の老朽化が進んでいる、何がどこまで進んでいるのかなというのは分からないと思うんです。これも公共施設のそういった白書とかそういったものがあればいいんですけど、ありますか。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  伊達市長。 ○市長(伊達憲太郎君) 午前中もお答えいたしましたように、公共施設、今現在カルテ、診断書みたいなカルテ、それを作って、次は施設台帳を整えるというふうにしていますので、その途中段階に今あります。 ○議長(森岡俊夫君) 築谷議員。 ○10番(築谷敏雄君) 今そういったのを作っているというふうに思いますけど、やはりそういったことは市民の皆さんに分からないと思うんです。人口の減少、そして人口構成が大きく変化すること、これも大体皆さん分かると思います。そこについてはどこからどういうふうにして、これから先どういう具合に変えていくのか。それから公共施設の維持、更新にやっぱり費用がかかると思うんですね。今どれだけかかるか分かりませんけど、公共施設の施設総合管理計画でも結構全部回っていくと費用が物すごくかかる。ということは市民1人当たりの負担も大きくなってくるし、これから人口もきっと減ってくるだろうし、そういった点ももう少し分かりやすく、かなり総合計画にもうたってありますけど、やっぱりそういったのもきちっと分かるように市民の意見を聞くということには市長も先ほども言いました。やっぱり市民と共にやっていくんだということでありますから、きちっとその辺を出してもらいたいなと思います。いろんなアンケートでも老朽化の問題だったりとか、本当にマネジメントですね、これを皆さん知っておられる、市民の皆さん。それから、コストも先ほど言いました。そういったことをマネジメントの取組なんか市民の方に理解を得るためにも、どのような取組が重要なのかということもやっぱり知ってもらわないけませんし、あと建て替え、改修ができない場合、どの施設を優先して維持していくということも大事なことですしね、そういったところもきちんと見ていかないといけない。  それから、学校の複合化に向けて、これから統合とかなってくる施設も出てくるし、ようにまだ決まってないんですけど、それも含めてやっぱりマネジメントについて深く市民の皆さんに理解してもらう。そのためには、やっぱりいろんな調査が必要だろうなと私は思って今回質問させてもらいました。もう一回ちょっと所見を。 ○議長(森岡俊夫君) 伊達市長。 ○市長(伊達憲太郎君) 築谷議員がおっしゃる公共施設等総合管理計画、これも以前きちんと事業費も推計を出して市民の方にお知らせもいたしております。  それと、それぞれるるそういう計画も築谷議員が言われるように市民の方にきちんと説明して理解をしてもらって公共施設等、要るもの、要らないもの、そういうところも市民からの意見も聞きながらきちんとマネジメントしなさいということでありますので、そういうように心がけてきちんと対応してまいりたいと思います。 ○議長(森岡俊夫君) 築谷議員。 ○10番(築谷敏雄君) 考えてないと言う前に、やっぱりそれも考えてください。やっぱり市民のアンケートですから。きちんとやっぱりその辺は市民の皆さんの意見を聞くということ、よろしくお願いしたいと思います。  続いて、先ほどいろいろずらずら言いました誠道小学校跡地の問題なんですが、やっぱり市長も今考えておるとおりで、地域の市民の皆さんの声を聞いて慎重に検討してそれもやっていかないけんだろうなと思うんですが、私もこの間視察して思ったのは、やっぱりこの八頭町さんの取組ですよね、これも個々にやっぱり地域住民の方々に何回も住民説明をして理解を得てそういったものをやってきたと。  それでもう一つは、大手企業さんがソフトバンクさんの子会社さんが縁あって一緒にコンサルとタッグを組んで、行政と一緒に取り組んできたんです。これ、ソフトバンクの企業なんですが、今、鳥取のほうでもやってますよね、そういった企業さんでいろいろそういった地方創生について新しく支援をしてくれてます。そういった業者とともにいろいろコネもあって、このたびその隼小学校、そこの改修に当たってはいろんなコンサルで意見をいただいている。その中でやっぱり地元の方で若い人も入っておられまして、その中でいろんな会議を何回も開いて、ああでもないこうでもないということで、結果できちっとしたああいったものができた。物すごい、年代にしてもゼロ歳から100歳までという、赤ちゃんから大人まで、高齢者も100歳も使われる施設になって、あと2階、3階がビジネスで、一つよかったのはコワーキングっていって、一日1,000円で広い、これぐらいの広さの机が置いてあって。そこに自由に使ってくださいよというようなものもありました。そういったものをやっぱりいろんな企業さんと一緒になって、民間主導なんですよね。それでやってきている。今こういう施設がだんだん増えてきていると思います。それにはこういった状況の中でリモートとかテレワークやってきているという中であって、やっぱり都会ではちょっと、やっぱり地方に出て事業を展開していくというのが増えてきております。  今、県の9月の補正予算でもテラスオフィス、テラスですか、そういった補正予算も組んできている。そういったのをやっぱりいろんな角度で利用していけば、いろんなことができるのかなと私も思います。  県の新規事業でありますが、アフターコロナを見据えた新ビジネス展開支援事業というのがございます。この中でもやっぱり新型コロナウイルスを契機とする社会変化を捉え新たなビジネスの創出、将来性のある企業のオフィスとか研究開発拠点の本県への誘致、感染症の拡大防止に伴うオフィス分散やテレワーク推進に適したオフィス需要への対応など、そういうところに支援をする、行政が、あるとすればこういったものを利用されて企業を呼ぶ、そういったのも検討されておられます。  ただ、今誠道小学校を言われている。言えば大きい空き家なんですね。はっきり言ったら。これは今、総務のほうの所管になったんだけど、いろんな分を考えられると思います、これから本当に、やっぱり地域の方と一緒に考えて、よりよい結論を出していただきたいなと思います。その点、市長よろしくお願いします。何かもし所見がありましたら。 ○議長(森岡俊夫君) 伊達市長。 ○市長(伊達憲太郎君) 築谷議員から、いろいろ御提案もいただきました。担当課のほうも、今、当然誠道町の町民のアンケートにも企業誘致からいろいろな御提案がありました。それと、福祉関係の人からも御提言がありました。それと民間事業者からもありました。それと今現在、全国でそういう空き校舎とかを活用したモデル事業等々、進めておられる方の御意見も聞くように今しております。  それと、今築谷議員がおっしゃったリモートワーク、テレワークのほうですけども、テレワーク協会にも境港市は入会をこの間いたしました。そういうことでいろんな企業の情報等も入れながら、るる検討を深めてまいりたいというふうに思いますのでよろしくお願いします。 ○議長(森岡俊夫君) 築谷議員。 ○10番(築谷敏雄君) ぜひよろしくお願いします。  ちょっと時間も押していますので、移ります。  最後の庁舎の件なんですが、昨日もきょうどうのほうの代表質問でもありました。やっぱり一番ハードな事業になると思います。公共施設で庁舎の建て替えが問題になってくると思うんですが、これやっぱり市民の声を聞きながら進めていくのが大切だろうなという、機能もそうでしょうけど、その辺をじっくりと予算も考えながら進めてもらえたらなという、いろいろと昨日来から質問しておりますので、この程度にいたします。  次に、2番目のテーマに移らさせていただきます。コロナ禍における高齢者への健康対策について。このコロナ禍における高齢者への感染症回避と健康について、これまでのコロナウイルスに関する感染状況と重症者数の統計を見ると、やはり高齢になればなるほどリスクが高まるという状況があります。今後も一定の従来からの感染予防の徹底をするとともに、重症化する人に対して重点的に医療体制が提供できるような仕組みを整えなければならないと考えます。  しかしながら、高齢者の方がステイホームということで自宅で外出自粛をしていると持病が進んだり悪化したり、また認知症などの疾患が進むなどの傾向があると考えられています。体力面や精神面など、また認知面について影響が懸念されるため、これに対する対策についてお聞きします。  6月議会でも質問いたしましたが、高齢者にとって動かないことによって生活の不活発によるフレイルが進み、心身や脳の機能が低下していきます。動かない時間を減らし、自宅でもできる適度な運動をするなど、フレイルを予防し抵抗力を下げないようにしなければなりません。特に自宅におられる高齢者の方への感染回避や健康対策、認知症予防について対策をどのように行っているのか、6月以降の状況をお聞かせください。  もう一つ、コロナ禍における高齢者の方の検診について、本市での受診状況や啓発などの取組についてお聞かせください。以上です。 ○議長(森岡俊夫君) 市長の答弁を求めます。  伊達市長。 ○市長(伊達憲太郎君) 築谷議員から、コロナ禍における高齢者への健康対策について2点お尋ねであります。  1点目であります。自宅における高齢者の方への感染回避や健康対策、認知症予防対策の最近の状況はということであります。  6月以降、通いの場等も徐々に再開され、ふれあいの家やいきいき百歳体操、認知症予防自主サークル等の開始時には地域包括支援センターの保健師が出向き、感染予防とフレイル予防についてお話をし、会場の環境確認や援助員さんの相談を受ける等、スムーズな再開支援に努めてまいりました。  また、全地区のふれあいの家において「今こそフレイル予防が大切」と題して感染予防と自宅でできる口腔体操、口の体操です、タオル体操を実技を含めて紹介するとともに、パンフレットを配布して今後も続けて実施していただけるようにしております。  なお、5月から続けております「フレイル通信」につきましては、現在7回発行し通信を受け取られた皆様は自粛生活中は個人が自宅で、また通いの場が再開されてからは他の参加者と一緒に正しい手洗い方法や軽体操に取り組まれておられます。  地域包括支援センターは高齢者の方々の様々な相談をお受けしており、通いの場への参加が難しい方は個別で相談に乗り、その方に合ったフォローを行っております。今後も高齢者の方々が体も心も元気で過ごしていただけるよう、感染予防やフレイル予防、認知症予防の対策に引き続き取り組んでまいります。  2点目に、コロナ禍における高齢者の検診について、本市での受診状況や啓発などの取組についてのお尋ねであります。  長寿健診等の各種検診は、病気の早期発見、早期治療には欠かせません。新型コロナウイルス感染への懸念から、医療機関への受診を控える傾向が強まっていますが、必要な診察や検診を控えることのないよう、ホームページや市報等で周知を図っているところであります。  検診は毎年8月から実施しておりますので受診比較は少し難しいですが、昨年の8月と比べますと65歳以上の方で特定健診もしくは長寿健診を受診された方は昨年が229人、本年が219人であり受診者数に大きな変化はなく、がん検診についても同様の傾向となっております。より多くの方に検診を受けていただくために、これまでも個別勧奨のほか窓口や事業等で啓発を行っておりますが、昨年度より市報7月号に健診カレンダーを折り込み、一層の啓発に努めているところであります。  先般、骨に関する講座を実施した際にも、骨の検査に限らずその他の検診についても受ける予定があるかどうかのアンケート調査を実施し、まだ受ける予定がないと回答された方には個別に受診勧奨を行ったところであります。コロナ禍における高齢者への健康対策の取組として、今後も過度な受診控えをしないことや定期的な検診の受診等、周知、啓発に力を注いでまいります。以上であります。 ○議長(森岡俊夫君) 築谷議員。 ○10番(築谷敏雄君) 時間がありませんので質問等は避けますけど、要望だけちょっと言います。  今、フレイル体操ということでやっています。公民館等が制限、人数が本当に限られています。もっと広い場所はないかという声も聞いていますので、それも考えてお願いしたいと思います。  それと、チラシですね……。
    ○議長(森岡俊夫君) 築谷議員、時間でございます。 ○10番(築谷敏雄君) ひとつよろしくお願いいたします。以上で終わります。 ○議長(森岡俊夫君) 築谷敏雄議員の質問はこれまでといたします。  以上で自民クラブの代表質問を終わります。 ◎休  憩 ○議長(森岡俊夫君) ここで休憩いたします。再開は午後3時20分といたします。        (15時09分) ◎再  開(15時20分) ○議長(森岡俊夫君) 再開いたします。  次に、各個質問を行います。  初めに、景山憲議員。 ○2番(景山 憲君) 9月定例議会に当たり、各個質問をしたいと思います。会派自由市民と共にの景山憲です。よろしくお願いしたいと思います。  最初に、伊達市長にはこれから4年間の任期中、市民福祉の向上と充実に一層努めていただきたい。そのための施策を展開をお願いしたいと思います。よろしくお願いしたいと思います。  さて、これまでの代表質問と一部重複するところがちょっとありまして戸惑っておりますが、私、通告しましたとおりに従って質問をしたいと思います。  最初に、荒廃地対策の推進についてでございますが、農業振興を促す上で荒廃地を優良農地に転換し新規農業者あるいは作付面積の拡大を図りたい農業者に貸し出すこと、安定した収益を確保できる対策を進めることは本市にとっても重要なテーマであると思います。この施策として、平成18年度から余子地区農地再生事業が実施をされてきました。最初の年度に事業費1,666万円をかけて1.7ヘクタールが整備されて以来、既に平成30年度までに5,404万8,000円をかけてきました。さらに今年度を含めて4,931万4,000円を投じて、今年度にはさらに3.8ヘクタールの農地が再生をされる予定になっています。総額1億372万2,000円の事業費で、総面積9.5ヘクタールの整備がされることになっておりますが、さてこれまで貸し出された農地の現状はどのようになっている状況でしょうか。一部返還された農地もあると伺っていますが、順調に目的を達成できていますか、現況について評価等を伺います。  農地は連作被害を防ぐために休ませる期間などが必要であることは承知をしていますが、再生し貸し出された既存の農地のうち、実際に利用されている農地はどのような状況でしょうか。また、どの程度の面積が休耕になっているか伺います。現場付近をよく通りますが、草が大きく伸びている場所もあり管理が気になるところです。  農地の維持には雨水排水路の整備も重要だと思いますが、今後他の地区での農地再生事業の見込み等、基本的方針や展望について伺います。  さて、所信表明の中で市長は新工業団地の造成に向けた検討を進めると表明をされました。直接的には荒廃地対策ということではないわけですが、これまでも本会議において私も含めて多くの議員から見解を伺ってきた経過がありますが、この機会に企業進出をにらんで広い面積を必要とする状況があるのか最初に伺います。 ○議長(森岡俊夫君) 市長の答弁を求めます。  伊達市長。 ○市長(伊達憲太郎君) 景山議員の御質問にお答えをいたします。  まず、荒廃地対策の推進について4点お尋ねであります。  1点目に、余子地区でこれまでに整備し貸し出した農地の現状はどのような状況か。一部返還された農地もあるが、順調に目的を達成できているか現況についての評価のお尋ねであります。  余子地区の農地を再生する事業につきましては、平成18年度、21年度、25年度に国が事業主体として第二中学校付近の産業中央線沿いに合計約4.5ヘクタールの農地を再生整備されました。再生整備された農地は市農業公社が農地所有者から借り受け、順次農地の拡大を希望された市内の農業法人等に貸し出し、白ネギや里芋等が耕作されてまいりました。  現状としましては、昨年、経営規模を縮減された市内の大手農業法人が余子地区の農地を返却されましたが、農地を再生整備した後、ほぼ全ての農地が複数の農業者に活用されてきたことから、農地需要に対応し一定の成果を上げてきたものと考えております。  2点目に、再生し貸し出された既存の農地のうち、実際に利用されている農地の現状はどのような状況か。また、どの程度の面積が休耕となっているのかというお尋ねであります。  余子地区で再生した農地の現状といたしましては、国が事業主体として再生整備された合計約4.5ヘクタールの農地のうち、現在は4軒の白ネギ農家が約1.7ヘクタールの農地を活用されており、残り約2.8ヘクタールの農地は昨年市内の大手農業法人が農地を返却されたことにより休耕地となっております。このほか、平成30年度から市が国の補助事業を活用して取り組んでいる農地耕作条件改善事業につきましては、現在約1.2ヘクタールの農地を再生整備しております。このうち学校給食センターの南側の農地約0.9ヘクタールにつきましては、0.1ヘクタールが認定新規就農者に貸し出されており、0.6ヘクタールの農地も市内の農業法人への貸出しが決まっております。このほか、産業中央線沿いで田から畑に転換した農地0.3ヘクタールにつきましては、今年度北側に延長して再生する農地と合わせまして0.7ヘクタールの農地の借受けを希望されている認定新規就農者に対し、再生整備後に貸し出す予定としております。  3点目に、今後他の地区での農地再生事業の見込みなど基本的な方針、展望についてお尋ねであります。  本市農業の基本的方針、展望といたしましては、鳥取県や市農業委員会、鳥取西部農業協同組合や鳥取県農業農村担い手育成機構など関係機関と連携して、遊休農地の再生と活用を図りながら、認定農業者や認定新規就農者など担い手農家への農地の集積、集約化を促進するとともに大型農業機械などの導入を支援し、より効率的かつ安定的な農業経営の確立を支援することで西日本を代表する白ネギ産地としての地位を維持、発展させてまいりたいと考えております。  なお、今後の新たな農地の再生事業につきましては、担い手農家から改めて農地需要や後継者の有無、農業従事者の確保等の状況を伺い、現在の休耕地の状況等も勘案した上で引き続き検討してまいりたいと考えております。  最後に、企業進出をにらんで広い面積を必要とする状況があるのかというお尋ねであります。  近年の本市における進出企業の敷地面積は、昭和町のバイオマス発電事業が2.5ヘクタールですが、そのほか3社は1ヘクタールに満たないものとなっております。近年、市への問合せでは0.5ヘクタール程度の土地を求める声が多い状況ではございます。しかしながら、民地も含めた市内未利用地が限られていることから、新たな工業用地の必要性を認識しており、今後の経済や企業の動向を注視しつつ、荒廃農地対策と併せた工業用地の造成について検討を進めてまいりたいと考えております。以上です。 ○議長(森岡俊夫君) 追及質問がございましたらどうぞ。  景山議員。 ○2番(景山 憲君) 答弁いただきましたけど、ちょっとにわかに数字が書き込めなかったですけど、国営で、今、最初の国の事業で3回行われているんですけど、これは実際に今数字が出ましたけど、今本当に100%例えば使う人があってなのか、まだ未利用地があって空きがあって今後の募集に備えているということなのか、ちょっとその辺を説明を。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  柏木産業部長。 ○産業部長(柏木頼文君) 市長に代わりましてお答えいたします。  国が整備した4.5ヘクタールが現在どうなっているかという御質問でありました。  今使われてますのは1.7ヘクタールでありまして、市長が答弁しましたように昨年大手農業法人が返却をしたことによりまして休耕地が2.8ヘクタールになっております。合わせて今回の4.5ヘクタール。以上です。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねて。  景山議員。 ○2番(景山 憲君) そうしますとかなりな面積がまだ休耕地という分で休んでいるということだと思うんですけど、それはまだまだ使う見込みは立ってないということですかね、確認ですが。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  柏木産業部長。 ○産業部長(柏木頼文君) 市長に代わってお答えいたします。  今休耕地となっております2.8ヘクタール、今後どうなるのかということでございますが、今違う農業法人のほうから借りたいというようなお話がありまして、幾つかちょっと条件がありまして、その条件が整いましたら貸出しをする見込みとしております。以上です。 ○議長(森岡俊夫君) 景山議員。 ○2番(景山 憲君) その状況でかなりの面積がまだまだ未定だということだと思うんですけど、結局何が言いたいかというと、行政用語でよく言われる費用対効果、例えば費用に対してじゃどんだけ効果があったのかということだと思うんですが、あんまり今聞く限りはまだ道半ばだなという気がしないでもないんですけど、効果、評価ということについてもう少し具体的な評価を聞きたいということですが、というのは私の見解は例えば国が全額出しても国のほうに例えばこういう報告をしてますということもあろうかと思うんですけど、国のほうの評価とかということについてはどういう状況ですか。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  伊達市長。 ○市長(伊達憲太郎君) 国で整備した4.5ヘクタールの農地についての評価を国に報告ということであります。  評価といたしましては、きちんと4.5ヘクタール整備をしてきちんと耕作されていたわけでありますけど、大手農業法人がちょっと縮減した関係で休耕地になったということであります。整備したものはすぐ農地として使われていたわけですから、とても過大な整備でもなかったというふうに思っておりますけど、たまたま現状がそうであったということであって、国のほうにこの評価、効果、ちょっといずれにしろ事業効果はあったというふうに私は思っております。 ○議長(森岡俊夫君) 景山議員。 ○2番(景山 憲君) なぜそんなことを言うかというと、結局さっき言いましたように大体国が金出せば追跡調査とかいろんな形が今までもあったと思うけど、結局、休耕も含めて維持管理が非常に草取りも含めて気になるのは、じゃ休耕してますから今のところ借手がないから草ぼうぼうですというようなことになっているんじゃないかなという気がするんです。というのは、また新たにそこを借りようとしても、また草を抜かないといけないとか、いろいろ作業がないと農地としては使えないんじゃないかと私は思うんですけど、そうでもないんですね。 ○議長(森岡俊夫君) 伊達市長。 ○市長(伊達憲太郎君) 国で整備した4.5ヘクタール、二中の交差点の周りの農地でありますけれど、1年ほど休耕地になってもそういう農地はトラクターで開墾したりしてすぐ大体は使える農地に再生できる、今までそうすぐ。例えば景山議員がもうやめたといって1年ぐらい投げてあっても、次、再生は比較的容易にできるものであります。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたらどうぞ。  景山議員。 ○2番(景山 憲君) それならいいんですけど、というのは例えばすき込んだり緑肥作物といいますか、農地の栄養を高めたり休ませて緑肥をまくとか、そういうようなこともあると思うけど、草が生えて2年も3年もたてばなかなか難しいんじゃないかなと思うところなんですが、今答弁であったようにそれは大丈夫ですよということだとすればそれはそれでいい。  ちょっともう一つ聞きたいのは、今、本年度も含めて繰越事業を含めていろいろな計画をされて資料、私もこの質問する前にお尋ねしたところいろんな土地の再生についてもそれぞれ見込みがあってる。こういう方が借りるであろうということで進めるんですよということなんですが、それぞれ面積が大きくなればなるほどなかなか全部借りることはないと思うんですけど、結局適正な規模を借りたいという人とかちょっとでいいわとか狭い面積とかいろんなことがあるとは思うんですけど、要するにこういった再生事業するときによっぽど借手、使い手があるということを前提にぜひやってほしいということと、今、草が本当に目立ってなかなか産業中央線沿いの特に北側のほう、新しいところを、先般あの辺をちょっと見て歩いとったら西のほうから高齢の御婦人が自転車で来られて、結局市道を通れない。草が繁茂してこういう形で覆ってしまって、こげな草がああだかねっていうやなことを言っておられて、適正な管理という部分がなかなかできてないなと思うところなんですが、その草刈りなんかは誰が責任を持ってやるんですかね。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  柏木産業部長。 ○産業部長(柏木頼文君) 市長に代わってお答えいたします。  現在の休耕地の草の管理の御質問でありますけども、二中北側の東の部分でありますので、そちらのほうは農業公社のほうでやっております。それで予算との兼ね合いでちょっとできない部分については市の職員、農業公社の職員が刈っているということでございます。以上です。 ○議長(森岡俊夫君) 景山議員。 ○2番(景山 憲君) もうこれ以上多くは申しませんが、結局市道が通れないぐらいな両脇から草が伸びてて、自転車で通られる御婦人方が何か困ったわねというようなこともあったので、ひとつ適正管理ということを心がけていただきたいということをお願いしたいと思います。  もう一つ、農地の再生も含めてですけど、私が思うのはやっぱり雨水排水が適正に行われないと農地というのはなかなか難しいなと考えます。せんだって私の町内でもあったんですけど、結局ふだんは耕作してるんだけど雨が続いてもう水かさが上がって全然駄目というようなこともよく聞くんですわ。そうすると、雨水排水が流れるような排水計画といいますか水路の維持管理といいますか、それはやっぱりもうちょっとやっていただかんと、せっかく作ったものが駄目になってしまうという声をよく聞きますので、その辺、雨水排水の現状というのは的確に捉えておるんだろうか。どうですか。 ○議長(森岡俊夫君) 柏木産業部長。 ○産業部長(柏木頼文君) 市長に代わってお答えいたします。  現在の国等で整備した箇所でありますけど、そちらのほうは議員おっしゃられるようにちょっと排水のほうは悪いというようなお話もあったりして、排水路のほうは事業者の方、それとあと市のほうで3年に1回どうしても事業者の方でできないというのは市のほうで清掃をしまして、排水がスムーズにいくようにしているところであります。以上です。 ○議長(森岡俊夫君) 景山議員。 ○2番(景山 憲君) よく聞きますのは排水幹線、例えば五ヶ井手川とか大きい川に排水が流れるような仕組みのときで、途中で止まってて流れる仕組みでない。水路が塞がってて流れない。そういうような話もよくあるんですけど、その辺の管理といいますか構造上の問題だとは思うんだけど、少し点検をしてもらって排水がきちっと排水路に沿って大きい川に流れていくという仕組みということを再確認をしていただきたいなと思うんですが、どうですか。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  伊達市長。 ○市長(伊達憲太郎君) 基本的に農業用排水路は農家の方が自分たちで掃除する、清掃するというのが基本であります。ただ、今産業部長が答えましたように、なかなか荒廃農地が多くあるところは農家の方ではとてもできない。荒廃農地のところの排水路を全部砂で埋まったり草が生えたりというふうになっている状況がございます。ですから農家の方々の御要望も聞きながら、市内の農地をエリアを分けて年次的に、最初にこのエリアということで、3年サイクルぐらいでそういう排水路の清掃等を行っている状況であります。  それと、あと本当に景山議員が言われるようにここの畑はちょっと排水が悪いよという地区もございます。ですからそういうのも農家の方のほうから聞いておりますので、それは当然排水路を整備しないと耕作条件が悪いということになりますので、そういうのは農家の方の要望を聞きながら整備していくことになるというふうに思います。 ○議長(森岡俊夫君) 景山議員。 ○2番(景山 憲君) 私が言いましたのは、例えばここに流れていく壁がここで止まってしまう。ここから穴が空いてなくて川には流れない、そういう構造上の問題があるというふうな話をちょこちょこと聞いたりもします。その辺をもう少し確認をしていただいて流れる仕組みをやっていただきたいなと思いますが、その辺は御存じだと思いますがどうですか。 ○議長(森岡俊夫君) 柏木産業部長。 ○産業部長(柏木頼文君) 市長に代わってお答えいたします。  ただいま御指摘いただきました点、現地等確認をしてまいりたいと思います。以上です。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたら。  景山議員。 ○2番(景山 憲君) ちょっと時間がないので、次、最後に今の工業団地の話ですけど、荒廃地対策の一環ということの側面もあろうかと思うし、あるいは市長答弁でもこれから必要に応じて検討していくということ、全くそのとおりだと僕も思います。ただ、私もこの問題は昨年の6月に伺ったことがありまして、工業団地の中の未利用地の広報なりをしていただいたほうが分かりやすいんじゃないでしょうかねということで伺った経過があるんですけど、その後、広報なりの状況というのはどういうふうになっているのか、ちょっと確認だけさせてください。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  柏木産業部長。 ○産業部長(柏木頼文君) 民間が所有する未利用地、それと県が所有する未利用地の広報でございますけど、引き合いがありましたら企業さんのほうへそういった未利用地の情報を提供しているところでございます。以上でございます。 ○議長(森岡俊夫君) 景山議員。 ○2番(景山 憲君) そうではなくて、ふだんから広報、例えば市のホームページだったりで市内には工業団地でこういう未利用地、民地ももちろん含めてですけどありますよということを広報したらどうですかというふうに申し出たところが、検討して進めたいとおっしゃったと思うんだけど、というのは例えば竹内団地でも企業局が持ってるのは6.7ヘクタールまだ空きがあってということを確認をしていますけど、こういった未利用地も含めて工業団地の在り方というのも少しやっぱり研究と、それから既存のものを活用していくというこれも大事なことなんで進めていただきたいと思うわけですけど、市長、どうですか。 ○議長(森岡俊夫君) 伊達市長。 ○市長(伊達憲太郎君) 従来から竹内工業団地、西工業団地、民地も含めて、民間の用地も含めて役所としては紹介もしてきております。ですから企業の方が未利用地のところの情報も当然いただいていまして、貸してもいいよ、売ってもいいよという情報は昭和町のほうもあります、竹内のほうも西工業団地のほうもきちんと情報はうちは把握して、中で企業に情報を提供していることは従来から続けておりますので、ですから民間の土地、昭和町に新しい事業者が出たとか、東京のバイオマス発電も民地を利用して進出してもらっておるところであります。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたら。  景山議員。 ○2番(景山 憲君) 以上、あまり時間がないんでこの問題については以上にしたいと思いますけど、せっかく農地を再生して入れるにしても管理というのが大事なことなんで、草のことも含めてよくよくお願いしておきたいと思います。  次に、2項目めに入りたいと思いますが、次に公園遊具の更新に当たりということで、市長所信表明の中で人口減少対策について述べられました。自然減対策として、子供を増やしていく子育て支援の充実を図り、産み育てる環境づくりを推進すると述べられました。子育て支援事業は誠に多岐にわたる事業でありますが、ここでは子供が成長する過程で外で遊ぶ、公園等で伸び伸び体を動かすための遊具の設置について見解を伺います。
     本市には、平成24年度から令和7年度までの事業計画である都市公園遊具更新事業が今進んでいると理解しております。内容を見ると、総事業費1,947万9,000円に対して昨年度までの実績として滑り台は台場公園ほか3か所、ブランコ、中野西公園ほか3か所、その他実績として1,137万3,000円を今まで使っておられます。残りの年度では、幸神2号公園のほかに主として滑り台が予定されています。この計画はほぼ10年前に策定され継続されてきたところですが、私は思い切って見直しが必要ではないですかということを申し上げたい。計画では主に滑り台、鉄棒の更新であり、乳幼児から小学校低学年まで幅が広く、当然遊具にも幅があるものと考えますが見解を伺います。  さて、各保育園の保護者から公園に関する要望というものが出されておりますが、内容は遊具が充実した公園の設置を望まれるものですが、具体的対策として既存の公園遊具の老朽化の指摘や遊具の充実を要望するものです。担当課からは、新たに設置する遊具の種類や設置場所など検討をするとの回答ですが、今後保護者からの要望に沿うなど子育て環境整備の一環として都市公園遊具更新は一つのポイントであると思います。具体的な考え方を伺います。  また、現在の遊具の整備は比較的大きな公園に集約することとしているが、更新する遊具以外に新たな遊具の種類や設置場所については検討するという回答のようです。具体的にはどのようなことか伺います。 ○議長(森岡俊夫君) 市長の答弁を求めます。  伊達市長。 ○市長(伊達憲太郎君) 公園遊具の更新について、3点お尋ねであります。  都市公園遊具更新事業の見直しが必要では、遊具にも年齢に応じた幅があるがとのお尋ねであります。  子供たちの年齢に合わせた遊具を設置することは、子供の成長にとって必要なことであると認識しております。遊具の更新計画は劣化や老朽化の状況に応じて優先順位をつけながら毎年見直しを行っているところであり、同じ種類の遊具にこだわらず近隣の自治会や子供会などに御意見を伺いながら更新事業を進めてまいりました。今後も遊具の利用状況に応じて幅広い年齢に合わせた更新事業を行ってまいりたいと考えております。  2点目に、各保育園の保護者からの要望に対する具体的な考え方についてお尋ねであります。  老朽化した遊具につきましては、毎年実施している遊具点検結果に基づき優先順位をつけながら修繕または更新を継続してまいります。  また、新たな遊具の設置につきましては、安全のためのスペース確保などを考慮して比較的規模の大きな公園に設置することとしております。  最後に、新たな遊具の種類や場所についても検討するとあるが、具体的にはというお尋ねであります。  小学校低学年から中学生向けの複合遊具やブランコなどが設置されている夕日ヶ丘メモリアルパークにおいて、さらに幅広い年齢層に利用していただけるよう幼児向けの遊具の設置についても検討を行っているところであります。また他の公園につきましても、条件が合えば新たな遊具の設置について検討してまいります。以上であります。 ○議長(森岡俊夫君) 追及質問がございましたらどうぞ。  景山議員。 ○2番(景山 憲君) 答弁いただきましたけど、最初に都市公園遊具更新事業という事業計画書を頂いていまして、さっき述べたんですけど、これを見ますと滑り台、ブランコ、鉄棒、スイングボート、ラダーの施工など、これあるわけです。昨年までの実績として載ってるわけですけど、今後は今年以降もラダー、滑り台、滑り台、滑り台、滑り台、鉄棒。結局ああいうのは市長が答弁されたんだけど、ここを変えていかない限りはなかなか難しいんじゃないかと思うんですけど、そういう意味でこの事業を固定されてこれがずっと生きてるんかなという思いで質問したんですけど、今、市長は新しく世代に合った遊具も替えていきますという御答弁だったと思うけれど、この事業計画書自体はそういうふうになってない。これを見る限りさっき言ったとおりで、令和7年度まではさっき言ったとおりなんで、そこをもう少し見直しをしていかないといけないんじゃないかと思うんですけど、どうですか。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  灘建設部長。 ○建設部長(灘 英樹君) 市長に代わってお答えいたします。  今の令和7年までの長期計画でございますけど、これは長期計画を立てるに当たって順次市内の公園の老朽化具合を見つつ、順次公園を整備していくという形で計画を策定したものが記載されております。  先ほど市長答弁ございましたように、老朽化している施設については順次更新をしていきますが、今、遊具に対する保護者の皆さんの御意見とかアンケート調査等の結果を踏まえますと、今後は幅広い世代の遊具を設置していただきたいという御意見がかなり寄せられている中、計画自体を根本的に変えるということはございませんけど、そういった面を今後の執行に関しては考慮に入れつつ、更新事業については確実にやっていくということでございます。予算の範囲外ということも限りがございますけれども、そういった市民の皆さんの声を計画の中にも反映していくという方針で進めていきたいというふうに考えております。 ○議長(森岡俊夫君) 景山議員。 ○2番(景山 憲君) 不思議でならんのだけど、今、この計画自体は変えませんよということですけども、何でこれがあるんかいなという気がするんだけど、理由はさっき言ったとおりです。子供の年齢、ニーズとかいろんなものがあると思うし、ゼロ歳は公園で遊ばないけど、二つ、三つぐらいになれば十分公園で遊べるし、そういうことを考えれば鉄棒、ブランコ、滑り台だけではないというふうに思うんだけども、もう一度答弁をお願いしたい。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  柏木建設部次長。 ○建設部次長(柏木雅昭君) 市長に代わってお答えいたします。  今の更新計画につきましては、ひとまず現状である遊具を更新とすることで計画を立てたものでございます。実際に更新をする際には、地元の子供会、自治会の方々の御意見を聞きながら、現状は滑り台だけども更新する遊具は例えばブランコであるとか、そういうような意見を伺いながら進めていこうと思います。  現状小さな公園には1つあるいは2つ、少数の遊具しかついてないところがございます。遊具の中でも、今やはりブランコであったり滑り台であったりというのがちょっと定番なので、それをなくしてしまうということに対するちょっと皆さんから抵抗があるところでございます。 ○議長(森岡俊夫君) 景山議員。 ○2番(景山 憲君) 私はね、これをやめなさいって一言も言ってないんだよ。こういうブランコだって滑り台だって必要とする年代がおるわけだから、当然それはそれでいい。ただ、プラスアルファして低学年、小さい子でも遊べるような遊具というのはどうなんでしょうかというのは基本的な考え方で言ってるつもりですけど、今、見直しはしないけど時々変えるときには変えますということの答弁ですけど、今、前段で申し上げたんだけど、保護者の要望をこうやって見てるんだけど、毎年同じ要求をしとって全然変わらないよというようなことも書いておられるんだけど、結局ここにも書いてある都市整備課の答弁が、これからも例えば管理組合であったり協議をして、よりよいものを早期に頑張りたい、検討したいという答弁がされておって、保護者会もそうかなというふうに思ってるはずなんです。ですから、今おっしゃったような答弁はちょっとなかなか更新事業とそぐわんなあ、今、市長が最初に答弁したのにそぐわんなあというふうに思いますが、よくよく子供はそれで小さい子、年齢、幅があるということをよろしくお願いしたいというふうに思います。  あんまりこればっかり、最近ちょっと気になるのは、例えば管理者が違いますと言ったらそれまでなんですけど、中野海浜公園辺りの鉄棒、例えば立入禁止ってテープが張ってあったり、何でそうなのか。ジャングルジムもテープが張ってあって立入禁止とロープが張ってあるわけですよ。張ってあって何で使えないのかなと思うんだけど、老朽化してるということだと思うけど、もう少し親切に、うちの公園にはないと思いますけど、ああいったものもう少し管理者がどうあれ親切な掲示なり、何で止めて使っちゃいけませんよということなのか、もう少し分かりやすい表示があるのかなと思うんですけども。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  灘建設部長。 ○建設部長(灘 英樹君) 市長に代わってお答えいたします。  市内のさっき議員御指摘がありました中野及び弥生町とかの海浜部の公園で、使用禁止テープが張ってる箇所が何件か見受けられます。これにつきましては、管理者の境港管理組合さんのほうにもただテープを張るのではなくて看板等を設置して、立入りをしないとか分かりやすい説明をしていただくようにお願いを申し上げたところでございます。基本的にはテープが張ってある施設については老朽化が進んでおり、基本的には撤去する予定であるというふうに伺っております。 ○議長(森岡俊夫君) 景山議員。 ○2番(景山 憲君) 結局、管理者が誰か。例えば市であったり管理組合であったり、はたまたどっかの団体であったり、なかなか市民には分かりにくいし、そもそもそこを考える必要は、安全に遊びたいということだと思うので、管理組合ともよくよく見てもらってよく点検していただきたい。  それともう一つ気になるんですけど、例えば水産試験場の近くの公園があって、難破船の形、模型、草も木も生えてるし、あれは適正な管理と言えるんだろうかなと思うんですけども、そういうことも含めて適正な管理ということぜひともお願いしたいと思います。  この問題の最後には、結局適正な維持管理というのは何なのかと思うんですけども、前例も含めて、長寿命化も含めて、事故がないように管理をしてますということが一番だと思うんだけど、総じてその辺が行政組織の中では管理者が違う、うちは関係ないです、うちのもんじゃないですということが間々あるという、市内の遊具に関してはどんな管理者であろうとも執行部では連携していただいて管理に努めていただきたいと思うんですが、どうでしょう。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  伊達市長。 ○市長(伊達憲太郎君) 市内の公園、管理者がそれぞれ市であったり境港管理組合であったりというふうになっておりますけれども、基本的に市のほうは年に1回遊具点検を実施して、修繕をしているところです。それで安全に使用していただくということになっております。  管理組合のほうも、それは行っておられます。ですからその辺は市も管理組合も関係なしに、市民の方にとっては公園は公園であります。きちんと両者が同じように公園の遊具の危機管理を徹底していくということをまた管理組合とも話をしてまいります。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたらどうぞ。  景山議員。 ○2番(景山 憲君) いろんな意味で管理責任という、さっきの話にちょっと戻るんだけど、ジャングルジムでも鉄棒でも張ってあっても子供は使うわけですね。そのときに本当に事故が、例えば本当に倒れたとかあったらどうするかなっていつも思うんですけど、そのときに管理責任に問われるのか問われないのか極めて厳しい問題だとは思いますが、事故があってはならんわけですから、安全な公園の遊具であって安全な遊び場にしてほしいというふうに思います。この項目については以上とします。  最後に、中野港周辺の現況について認識と対応について伺います。  私は、2018年12月議会において、都市下水道である下ノ川の最下流部の適切な維持管理の計画策定と改修について見解を伺いました。答弁では、倒壊している南側については修繕が必要であり、修繕に取り組む。また、その他の修繕についても計画策定に取り組むとの見解でしたが、本市の管理部分については一部は今年度既に設計がされ改修工事が進められるものと認識していますが、年次的計画に沿って改修を含む適切な管理を望むものですが、方針について伺います。  一方、境港管理組合の管理区間であると認識しています海浜公園沿いの承水路の適切な維持管理について、引き続き本市と連携した取組が必要と認識しています。改めて、現況を踏まえて取組について伺います。  下ノ川南側最下流部の大伸水産角南側から中野町内公園入り口交差点までの承水路の区間の水路の床張り、床張り壁破損については一部は改修されましたが、南側に長い区間の破損箇所があります。この箇所について、どのような計画で改修を進められるか伺う。  また、承水路の中の雑草について、ここ数日中野町から福定町にかけて承水路の中の草刈りが実施をされました。しかし、公園入り口から南側は水路の中に泥が詰まり、草を刈っても根本的除去にならずすぐ繁茂して元に戻る。ここで伺いますが、水路部分のしゅんせつを行い草の根を除去し、水路としての機能を再構築すべきではないかと考えますが見解を伺います。  さて、このたびの台風9号、10号により九州方面等大きな被害を与えましたが、気になりますことは海水面の上昇と満潮時高潮、さらには大雨により大量な水があふれる現象が今後も予想されることであります。御承知のこととは思いますが、中野港周辺では道路が一部冠水し通行不能になったり、係留中の漁船が岸壁より高くなったりすることが発生しています。こうした現象は今までに発生しなかったと思いますが、こうしたことから周辺の水路のかさ上げ、道路のかさ上げ等考えられる対策を進めることが必要と考えるところですが、見解を伺います。  これまでは100年に一度等の現象が、温暖化により世界的海水面の上昇により水害の多発が指摘されています。海水面の上昇の程度によっては、431号線の下を上って住宅地に側溝から海水が吹き出すことも予想されるところであります。具体的な対策を含めて見解を伺います。 ○議長(森岡俊夫君) 市長の答弁を求めます。  伊達市長。 ○市長(伊達憲太郎君) 中野港周辺の水路について、5点お尋ねであります。  まず、第1点目に下ノ川の年次計画に沿った改修を含む適切な管理の方針についてのお尋ねであります。  下ノ川の改修につきましては、承水路の水路壁の一部が崩壊するなど老朽化が進んでおり改修が必要なことから、昨年度調査設計を実施し、今年度から改修工事に着手することとしております。今年度の施工箇所は昭和町の国道431号外港入り口交差点から北側約90メートルを予定しており、来年度以降も危険性が高いところから順次改修していく計画としております。また、第一中学校南側を東西に流れる下ノ川都市下水路につきましては、水路壁背面の空洞化による崩壊を防ぐための修繕工事を今年度から行うこととしております。いずれの水路におきましても市街地の雨水を受け持つ重要な排水路であり、機能確保を図るため年次計画に沿った改修を含む適切な管理に努めてまいりたいと考えております。  2点目に、承水路の維持管理の取組についてお尋ねであります。  中野港周辺の承水路の管理につきましては、港湾管理者である境港管理組合が管理する承水路と、管理者が明確になっていない法定外公共物の承水路が現存する形態となっており、現在は境港管理組合において排水路としての機能が確保できるよう、清掃など日常的な維持管理を担っていただいております。  3点目に、承水路の床張り壁の破損についてどのような計画で改修を進めるのか。また、水路部分のしゅんせつを行い草の根を除去し、水路としての機能を構築すべきとの御質問であります。  これらの承水路につきましては、国道431号西側の住宅地からの排水を排除し、市が管理している雨水排水を受ける役割を果たすものであり、市としましても管理の必要性を感じているところであります。今後の改修やしゅんせつ等の維持管理につきましては、境港管理組合と協力して対応してまいりたいと考えております。  4点目に、岸壁のかさ上げ、水路壁のかさ上げ、道路のかさ上げ等対応が必要と考えるがとのお尋ねであります。  中野港周辺の冠水対策につきましては、以前から冠水の頻度が多かった中野港の岸壁エプロンや臨港道路と市道の一部の区間について、平成15年に発生した既往最高水位の高潮を基に、境港管理組合と市において平成24年度からかさ上げ工事を実施しており、冠水箇所は減少しております。しかしながら、近年の気候変動によりそれ以上の影響が及ぶ可能性も否定できない状況下にあることから、今後の対応としましては国が策定する最大規模を想定した高潮浸水シミュレーションの結果を参考にし、境港管理組合とともに対策について検証してまいりたいと考えております。  最後に、海水面の上昇によっては国道431号の下を上って住宅地に側溝から海水が吹き出すことも予想されることから、具体的な対策も含めて見解をとのことであります。  国道431号西側地域の雨水排水路は、国道431号を横断して承水路へとつながっております。現状におきましては大きな被害は確認されておりませんが、高潮時の水位上昇に伴い水路への海水の遡上の可能性は否定できないことから、水路と承水路接合部への樋門設置等も検討してまいりたいと考えております。以上であります。 ○議長(森岡俊夫君) 追及質問がございましたらどうぞ。  景山議員。 ○2番(景山 憲君) もう時間がありませんので、ちょっと法定外公共物というこれは法律用語だとは思いますが、なかなかこれが分かりにくくて、原因者であるはずの私的に言いますと埋め立てしたところは管理組合。その間と国道の間は水路があるわけですから、これは法定外公共物で管理者が明確ではないというこれが実はよく分からなかったんだけど、そもそもじゃこれは誰の責任で、誰が管理して誰がすべきか。そこだけちょっと最初に確認します。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  灘建設部長。 ○建設部長(灘 英樹君) お答えいたします。  中野緑地周辺の工事、埋め立てされた土地の埋立線というのがございまして、その埋立線という一応境界が国道431の境界と承水路分、間が空いてるということで、そこの管理者は不在という状況になっていました。現時点でも、答弁にありましたように管理につきましては、中野緑地及び中野港を管理する境港管理組合のほうで日常的管理を行っていただいていたというのが現状でございます。 ○議長(森岡俊夫君) 景山議員。 ○2番(景山 憲君) 私は、ちょっと前ですけど管理組合のほうでちょっと話したんですけど、そもそも管理組合には管理責任はないというようなことを言ってましたけど、法定外公共物ですからということです。  さっき言ったように、じゃ市は水路を使って法定外公共物の水路に水流してるんですかということになろうかと思うんですけど、その辺の責任というのは誰が取るの、それについて。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  灘建設部長。 ○建設部長(灘 英樹君) ここの承水路という形の今の水路ですけど、この中野港の延長線上にありますので水域という扱いというふうに認識しております。  ただ、ここの承水路部分という承水路という名前ではなくて、水域の延長線上というふうに考えておりますので、そこに排水が今、一部市のほうからは流れているということでございまして、ここ自体は今底張りと壁が現存としてはございますけど、当時、底張りと壁を境港管理組合のほうで造っていただいたわけですけども、ここ自体は構造物、今の水域と同じ扱いだというふうに認識しております。 ○議長(森岡俊夫君) 景山議員。 ○2番(景山 憲君) こればっかりしゃべってるわけにならんので最後にだけ言っときますが、現実に物があって水路として役に立ってるのかどうかよくよく検討してもらうと、草も生えてさっき言ったとおりです。  最後に見解をちょっと伺いたいのは、私、このたび3項目についていずれも既存のものの維持管理ということを念頭に、テーマとして頭に浮かべながら質問したところです。というのは、何でも構造物はいずれ老朽化していくだろうと。そのためいつどういう判断をして、誰がどういうふうな適切な判断をして適切に管理していくかということは、行政課題としては誠に大きい課題だったと思うし、いろんな意味で延命化を図るということによって経費の節減とかいろんなことを含めて適正な維持管理とは何なのかというふうにつくづく思うわけですけど、るる今議論をいたしましたけど、市長にちょっと伺いたいのは本当に適正な維持管理というのは何を想定されますか。 ○議長(森岡俊夫君) 伊達市長。 ○市長(伊達憲太郎君) 中野港の周辺の水路につきましては、先ほど言ったように市の部分、北側周辺、中野港の周辺が水域として法定外公共物になっている。それ以降、竹内に向かって南側が境港管理組合というふうになっていますけれども、管理組合のほうとはもうきちんと、中野港周辺のあれは水域とはいえども水路の役割を果たしてるわけですから建設部長も言いましたようにきちんと協議して、協力して管理をしていく。それには管理協定も必要になるのかもしれません。そういうこともきちんと含めて、誰がきちんと管理をするのか、どんな管理をするのかということを明確にして維持管理を行っていきたいと思います。 ○議長(森岡俊夫君) 景山議員。 ○2番(景山 憲君) 中野港周辺のこともさることながら、私が言いたかったのは公園にしても遊具にしても例えば農地にしても、つくった後の適正な管理という言葉はよく使う言葉だけど、その適正な管理というのはどういうふうにあるべきか。当市の財政も含めて、やっぱり遊具の更新にしても日頃の適正な管理というのはどうあるべきか。だとすれば、日常的な点検とかそんなことも繰り返しながら、愚直ではあるかもしれない。その繰り返しでしかないと思いますけど、最後に市長の見解をお聞かせください。 ○議長(森岡俊夫君) 伊達市長。 ○市長(伊達憲太郎君) 景山議員が言われたとおり、本当に日常的な、自分のものは自分できちんと管理することがそれが基本だと思います。それでもできないものがあれば、行政のほうで公的にということも考えるということであります。基本は自分のことは自分でするということが所有者としての責務になってくると思います。 ○議長(森岡俊夫君) 景山議員。 ○2番(景山 憲君) もう時間がありませんので、今後特にいろんな施設、建物にしても適正な管理に努めていただきたいと思います。以上です。 ◎休  憩 ○議長(森岡俊夫君) ここで休憩いたします。再開は午後4時35分といたします。        (16時21分) ◎再  開(16時35分) ○議長(森岡俊夫君) 再開いたします。
     次に、加藤文治議員。 ○16番(加藤文治君) 会派自由市民と共に、加藤文治であります。  私は、去る7月の市議会議員補欠選挙におきまして当選させていただきました。微力ながら頑張りたいと思いますので、御指導のほどよろしくお願いいたします。  伊達市長におかれましては、このたび市長選においてめでたく当選されたことを改めて心からお喜び申し上げます。  市長は、所信表明の中で公正、利他の心を政治信条に協働のまちづくりを形にするため、地域の課題の解決に積極的に支援していくと言われておられました。今後の市政運営に対し、期待申し上げるところでございます。  私からは、3つの質疑を申し上げます。初めに道路整備について、2つ目に空き家対策について、3つ目に水木しげるロードについてでございます。  まず初めに、市内道路の整備についてです。市内の既存道路整備について、市道の年次整備計画の説明を伺いたいと思いますので御説明をお願いいたします。 ○議長(森岡俊夫君) 続けてお願いします。 ○16番(加藤文治君) 臨港道路については、岬町から清水町までの区間の管理者が市、境港水産事務所、境港管理組合、西部総合事務所の4つの所管に分かれていると伺っていますが、改修の時期や維持管理の時期を合わせるような話合いを持たれているのでしょうか、御説明ください。  市民にとっては、管轄が分かれようがなかろうが同じ道路であります。また、観光で訪れた方々にとっては境港を印象づける道路であり、同じことが言えます。アフターコロナにおいては、水木ロードに年間300万人を超える観光客が帰ることを期待するところであり、雑草が目立つ道路では全く自慢できません。今や島根半島や境水道の景観を損なう状況となっています。国と県と市が歩調を合わせた取組が肝要だと考えます。臨港道路だけではありませんが、国道431号沿いの花壇や県道沿いの花壇など雑草が目立つ場面をよく目にしますが、観光客を迎える市としては景観を損なっています。例えば、草刈りという維持管理の時期を境港市が関係各所に働きかけるとします。関係所管はもとより、近隣の各自治会にも働きかけます。そうすることで、地域の方々の意識も変わっていくのではないかと考えます。行政に任せっきりにならず、同時に地域を愛する個人としても関わってくださると思っています。  国道431号や近隣道路は、国や県の前に境港市に存在する道路であります。市民の生活道路であり、境港市を訪れる方々の印象に残る道路なんです。改めまして、市内道路の改修や維持管理の時期を合わせて実施するような話合いの場の創設を境港市が提案する考えがあるのか伺います。 ○議長(森岡俊夫君) 市長の答弁を求めます。  伊達市長。 ○市長(伊達憲太郎君) 加藤議員の質問にお答えをいたします。  道路整備について、2点お尋ねであります。  まず、1点目に市道の年次整備計画の説明をとのことであります。  市道の整備計画につきましては、国が策定した客観的指標に基づいて実施した道路と橋梁の点検結果を踏まえ、道路の舗装修繕計画を令和元年度に、橋梁長寿命化修繕計画を平成30年度にそれぞれ計画期間を5年として策定しております。これらの計画において損傷度や重要度、交通量等を勘案し、優先度の高い道路から年次的に整備を行うこととしております。  なお、側溝改修や通学路、狭隘道路の整備等につきましては、日頃の道路パトロールや自治会要望等を基に緊急度並びに優先度を総合的に勘案し、計画的に整備を進めているところであります。  続いて、2点目であります。臨港道路について、4つの所管に分かれていると聞いているが、改修や維持管理の時期を合わせるような話合いを持たれているのかというお尋ねであります。  臨港道路を含めた市内の道路管理につきましては、加藤議員がおっしゃられるように国道、県道、市道と管轄が分かれていても道路は1本でつながっており、改修や維持管理の時期を合わせるような調整は必要であると考えております。話合いの場としましては、毎年鳥取県等の関係機関と合同で開催しております道路工事等地方連絡協議会や米子県土整備局と境港管理組合との意見交換会の場において、整備概要や施工時期について情報を共有し調整を図っているところであります。今後につきましても、引き続き自主的に除草や清掃活動に取り組まれている自治会やボランティア団体などとも十分な調整を図り、市内の道路の景観が損なわれないよう維持管理に努めてまいりたいと考えております。以上です。 ○議長(森岡俊夫君) 追及質問がございましたらどうぞ。  加藤議員。 ○16番(加藤文治君) 市長のお答えで、毎年関係団体といろいろ話をしているということではございますが、よく目にするのが道路の途中で改修工事が寸断されている状況をよく目にします。それと草刈り、維持管理においてはもうかなり伸びてからやってるというようなことになっておりますが、やはり草刈りなんかは春夏秋、年3回行うと全然状況が変わります。そういうところで、そういう関係各所と歩調を合わせて維持管理をしていただきたいと思います。  臨港道路を今見ていたら分かりますが、お台場の前のところで改修がなされて、その先がまだなされていません。側溝に草が生えとる状況もまだ残っております。今後どうなされるのか、お伺いいたします。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  灘建設部長。 ○建設部長(灘 英樹君) 市長に代わってお答えいたします。  議員御指摘のように、これまで管理区分、施工した機関が複数にまたがっていたということで、管理者の予定に従って整備及び維持管理の計画がなされていたということがまず1点ございます。  今後はその維持管理及び改修計画も1本の道路ということで、利用者の立場に立ったことを重視しまして、維持管理の時期及び改修の時期も管理機関と連絡を取らせていただいて、できるだけ合わせた感じで進めるようにこれからも働きかけていきたいというふうに考えております。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたらどうぞ。  加藤議員。 ○16番(加藤文治君) 関係各所と今後は話合いをなされて時期を合わせていきたいという回答でございますので、了解をいたしたところであります。  続きまして、空き家対策について伺います。  空き家対策についてですが、新型コロナウイルス禍の中、都市部ではフレキシブルな暮らしに豊かさを追求する人々が増えています。15年ほど前から国土交通省が都市部と地方に2つの拠点を持ち、定期的に地方でのんびり過ごしたり仕事をしたりする新しいライフスタイルの一つとして2地域居住を促進しています。人口減少が進む地方を活性化させる目的で官民が連帯して支援事業を推進していますが、境港市の取組を御説明ください。  境港市は、海や山の自然豊かなロケーションを持つ都市であり、全国有数の港湾、空港を持ち、都心部からアクセスもよく2地域居住には最適な地域であると言えます。  コロナ禍によりテレワークの普及が促進されました今、ワーケーションの普及が進むと思われます。ワーケーションとは、ワーク(仕事)とバケーション(休暇)が組み合わされた言葉ですが、都会の企業にとっては魅力ある生活様式になっています。田舎に滞在しながら働くことはオン、オフの切替えが難しい気もしますが、場所を変えることで集中でき、生産性向上にも結びつくとの声もあります。また、家族で滞在すれば子供たちは地域のイベントに参加するなど、それぞれ有意義な時間を過ごすこともできます。この機を逃すことなく都会の企業に売り込みをかける必要があると思いますが、空き家活用を推進するためには空き家状況のデータベース化を欠かすことができません。持ち主の所在、広さ、老朽化の状況、持ち主の意向等々、情報をまとめる必要があります。  私は、選挙中の遊説で市内7地区に空き家を生かしたさかいみなと銀座市場のような地産の野菜や魚を提供したり、イベントを開催することのできるフリースペースを設置したいとの思いを伝えてまいりました。空き家を活用した取組をぜひとも検討していただきたいと思っております。また、空き家を活用して子育て世帯やIターン、Uターンで帰る人たちに安価な家賃で提供できる仕組みを考える必要もあると思います。  境港は、夕日ヶ丘団地にて定期借地権を利用した住宅販売促進で成果を得ています。定期借地権や定期借家権を活用し空き家対策に積極的に生かし、境港市として独自の持続可能なまちづくりを発信すべきだと考えています。  また、若い方や子育てをしながら働きたい方向けのビジネスチャンスとして、空き家を活用したチャレンジ空き家を展開し、異業種同士のコミュニティーをつくることで活気があふれるまちになります。  以上、このような取組等々が考えられますが、境港市として取組や将来の展望を伺います。 ○議長(森岡俊夫君) 間もなく午後5時になりますが、本日の会議はあらかじめ延長いたします。  市長の答弁を求めます。  伊達市長。 ○市長(伊達憲太郎君) 空き家対策について御質問であります。  人口減少が進む地方を活性化させる目的で、官民が連携して支援事業等を推進しているが、本市の取組についてはどうかというお尋ねであります。  本市では、現在、鳥取県を通じて宅地建物取引業協会、建築士会、司法書士会、土地家屋調査士会で構成するとっとり空き家利活用推進協議会と連携を図り、空き家情報バンクを開設しております。空き家の利活用とその促進を図るための官民連携につきましては、空き家の所有者や利用者の意向を確認し、2地域居住などライフスタイルの動向、先進地の事例や議員からの御提案も参考にしながら、本市の実情に合った新たな制度や仕組みの導入について検討してみたいと考えております。以上です。 ○議長(森岡俊夫君) 追及質問がございましたらどうぞ。  加藤議員。 ○16番(加藤文治君) 鳥取県を通じて空き家利用の活用を推進しているということで、空き家バンクに登録されてるということですが、境港市の空き家バンク、ネットにありましたが、今何軒登録されているでしょうか、お聞かせください。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  柏木建設部次長。 ○建設部次長(柏木雅昭君) 市長に代わってお答えいたします。  現在、市の空き家情報バンクに登録されている物件は2軒でございます。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたらどうぞ。  加藤議員。 ○16番(加藤文治君) 空き家の数が783軒。それに対して空き家バンクが2軒ということでありますので、ほとんど用をなしていないのかなと思います。  私が今提案しました定期借地権や定期借家権を活用して今ある空き家をこれから考えていくことなんですが、もっと紹介しやすく、使いやすくしていくということをやはり考えていかないと今の現状がなかなか解消できないと思いますので、市長のお考えをお伺いいたします。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  伊達市長。 ○市長(伊達憲太郎君) 空き家バンクについては、従来からやっている現状を申し上げたものであります。私はそういうことでなくて、今783軒ある空き家、この所有者に対してきちんと意向調査をすることとしております。ですから利用者が貸したい、売りたい、それとか建物がどんな状況であるのか、それをきちんと加藤議員がおっしゃるようにデータベース化して、この空き家だったら例えば福祉関係、グループホームにいいじゃないかとか、この空き家なら農地が近いから新規就農者の方の居住の用に資したらいいじゃないかとか、いろいろそれぞれの空き家について利活用の方法が考えるに当たってきちんとそういうデータがないと、利活用も進んでいかないというふうに思っています。  それと、その所有者の意向等も踏まえてその空き家の状況が分かれば、これはもうちょっと使えない、これは活用できるとかそういう分類もできていくわけですから、そういうところをまずは最初にきちんとやっていきたい。  それと、あと加藤議員がおっしゃっているように一つの例えば境地区でここはオフィスにいいんじゃないかというモデル的なものをつくっていって、まずはそれから取り組んでいく。こんな利活用の仕方が、好事例があるんだよというようなところも情報発信をして、企業誘致につなげたり移住促進につなげたり、そういうことを今後していきたいなというふうに思っています。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたらどうぞ。  加藤議員。 ○16番(加藤文治君) 今、市長がおっしゃったとおりでございまして、やはり空き家のデータをデータベース化を促進しないと、その空き家を改修するときにおいても幾らかかるとか分かりませんので、全ての空き家をデータベース化するということが今早急にすることであると私も思いますので、進めていただきたいと思います。  続きまして、最後になりますが水木しげるロードについてでございます。  水木しげるロードは、2018年7月のリニューアルオープンで来客数を増やし、さらなる増客に勢いを増しつつありましたが、新型コロナの影響により2020年は前年比の数値がどのような値になったのかを御説明ください。  新しく水木しげる記念館前では動く影絵を設置され、集客につながる努力もされていますが、8月22日をもって妖怪倉庫が閉店となりました。お化け屋敷は妖怪と関連づけられ人気がある施設でしたが、閉店によりロードの魅力が一つなくなりました。  そこで、私は市役所の中にまちづくり専門の部署の創設を切に願っております。この部署があれば、閉店される前に相談窓口として対応できることがないかとの検討することもできますし、水木しげるロードのことだけではなく空き家対策や市内全域のまちづくりを日々考える職員がいる。まちづくり専門の部署があることで、より強くまちづくりを推進することができます。  鳥取県では住まいまちづくり課がありますが、トータル的にまちづくりの推進に関わっています。例えば、暮らしと住まいまちづくり課といったような専門の部署を創設することを検討願えるか伺います。 ○議長(森岡俊夫君) 市長の答弁を求めます。  伊達市長。 ○市長(伊達憲太郎君) まず、最初に新型コロナウイルス感染症の影響により今年の水木しげるロードの入り込み客数がどの程度となったかとのお尋ねであります。  水木しげるロードの入り込み客数につきましては、平成30年7月のリニューアルオープン以降、妖怪影絵等の夜間演出照明が人気を博したこともあり、令和元年は平成23年以来8年ぶりとなる年間300万人を突破したところであります。しかしながら、本年1月から8月末までの入り込み客数は約56万人、前年同期比約27%と大きく減少しているところであります。  なお、この間の9月19日から22日のシルバーウイークにおいては5万9,920人の入り込みがありまして、昨年より増加しているという面もあります。  続いて、市役所の中にまちづくりの専門部署の創設をしてはどうかという御質問であります。  本市は、これまで水木しげるロードリニューアル事業や(仮称)市民交流センター建設事業などの大型事業や複数の部署で取り組むべき諸課題に対しましては、プロジェクトチームを設置するなど関係部署が綿密に連携を図りながら取り組んでまいりました。本市のように職員数が少ない自治体が効率的な行政運営を行っていく上では、まちづくりの専門部署を設置するのではなく、関係部署が綿密に連携を取りながら対応していく現行の体制が適当であると考えております。  なお、先ほどの加藤議員の質問にあった空き家対策につきましても、プロジェクトチームを設置するよう指示したところであります。以上であります。 ○議長(森岡俊夫君) 追及質問がございましたらどうぞ。  加藤議員。 ○16番(加藤文治君) 水木ロードの入り込み客数も去年に比べて56万人、27%だと。シルバーウイークは増えているということでありますが、関係各所でまちづくりをそれぞれ協議しながらまちづくりを進めていくと言われましたが、私はまちづくり専門の課をつくるということは市民にとっても非常に分かりやすい。ここに行くと、いろんなまちづくりの相談ができるという利点があると思います。何か大きいことがあったときにそういう受ける部署をつくるということではなくて、やっぱり日々まちづくりのことを考えて市民の声を聞く。そういう窓口がきちっとあるということが非常に大切だと思っておりますので、ぜひとも御検討願いたいと思っております。  それと、水木しげるロードにつきまして、今、動く影絵が市として努力されておりますが、私が遊説中に訴えさせていただいたのは、水木しげるロードをリニューアルしました。影絵もつけました。今のところはストップしておりますが、これがアフターコロナにおいては観光客数がもっと増え300万人を超えるという状況が再現されると思いますので、その際にやっぱり水木しげるロードも私は変身して、その中に5か所のアトラクション施設を設け、水木しげるロードから水木しげるランドへ変身させていく。そこまで行くと線から面になって、確たる施設ができると思っております。そこまで行くと、国内だけではなくて海外に対してもどんどん売り込むことができると思いますし、ぜひともそこまで実現していきたいと私は思っておりますが、市長のお考えをお伺いしたいと思います。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  伊達市長。 ○市長(伊達憲太郎君) 加藤議員の夢である水木しげるロードから水木しげるランドへという、線から面へという御提案であります。  水木しげるロードのリニューアルは、今の計画は一応800メートルの道路だけじゃなくて周辺の公園であったり海岸線のエリアまで面的に整備していくわけですけど、また人工的な水木しげる関連のものを施設をつくってというところまでは私は今考えておりません。今の水木しげるロードの800メートルのエリアをきちんと、また300万人のにぎわいを取り戻すことがまずは第一ではないかなというふうに思っています。  それと、ウィズコロナアフターコロナと言われる時代に、観光地として当然受ける側も来られる側も感染防止対策をきちんとして、楽しく観光ができるような体制をきちんと取っていきたいというふうに思います。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたらどうぞ。  加藤議員。 ○16番(加藤文治君) 今、水木しげるロードを線から面へという話をいたしましたが、水木しげるロードの近くの植田正治さんの生家がございます。今、登録文化財になっておりますが開放はされていません。それでやはり植田正治さんの生家といいますと、来られた観光客、ここが写真家の植田正治さんの生家なんですよ、福山雅治さんがあすこで休憩しながら写真を撮られたというところを聞いとりまして、そういう家ですということを言いますと、皆さん、ええっ、植田正治さんって大山じゃなかったのみたいな答えも返ってきます。ぜひとも境のあすこに植田正治さんの生家がありますので、これを観光の種ですのでもう少し宣伝をしていただきたいと思っておりますが、市長の見解はどうでしょうか。 ○議長(森岡俊夫君) 答弁を求めます。  伊達市長。 ○市長(伊達憲太郎君) 植田さんの生家でありますけれど、今、毎日開放してるわけじゃなくて、イベント的に開放して市民の方や観光客の方に見ていただくということはされておられます。それは植田さんもですし、植田さんから写真を習った弟子の皆さんがボランティアとして開放したときにみんなに見ていただく。植田正治写真美術館のほうは、先生の作品をきちんと紹介しています。生家のほうは、植田さんが使われとったカメラであるとかいろんなものをきちんと紹介しているというようなすみ分けをして、植田正治写真美術館でも生家の宣伝をしておられるというところもありますし、水木しげるロードに来たせっかくの観光客の方にももっともっと知っていただくということも必要だというふうに思います。  ただ、どうやってそこの生家を開放してみんなに見ていただくかというそこのところがきっちり植田さんの関係者、ボランティアの方等とまだきちんとお話ができてないというようなところを聞いておりますので、教育委員会のほうでもいろいろその辺をきっちり話し合っていきたいなということです。 ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたらどうぞ。  加藤議員。 ○16番(加藤文治君) 私も植田さんのほうから聞き及んでいるところなんですが、中に膨大な資料がまだそのまま残っている。その整理をまずしないと仮に皆さんに見てもらうということは簡単にはできないと聞いております。  そこで、やっぱりこれは市がもうちょっと植田さんのほうに働きかけてお手伝いをして整理をして、観光の種としてあすこを活用させていただくということを目指していきたいと思いますが、どうでしょうか。 ○議長(森岡俊夫君) 伊達市長。 ○市長(伊達憲太郎君) 先ほど申し上げましたように植田さんの関係者の方、ボランティアの方と十分お話合いをしていきたいと思っております。
    ○議長(森岡俊夫君) 重ねてございましたらどうぞ。  加藤議員。 ○16番(加藤文治君) 私からは以上でございます。終わります。 ○議長(森岡俊夫君) 本日の一般質問は以上といたします。 ◎散  会(17時12分) ○議長(森岡俊夫君) 次の本会議は明日25日午前10時に開き、引き続き一般質問を行います。  本日はこれをもって散会といたします。   地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。          境港市議会議長          境港市議会議員          境港市議会議員...